
仕事に本気で向き合い続けるために必要なのは、「楽しむこと」と「夢を持つこと」。神奈川県内の木造建築業でNo.1の実績を誇る横濱コーポレーションには、モチベーション高く仕事に臨む社員が多く在籍しています。菅沼社長へのインタビューから、「なぜこの会社では若手が輝けるのか」を探ります。
※『こんな会社で働きたい 若手が活躍する働きがいカンパニー編』(クロスメディアHR総合研究所著)から一部を抜粋し、掲載。
共に夢を追い、共に仕事を楽しもう。
横浜で生まれ育ち、2012年、27歳で創業。横濱コーポレーションを一代で100億円企業に育ててきたのが、代表の菅沼勇基さんです。不動産事業を始めた理由、これからの若手に期待することとは。
「圧倒的No.1」を目指す
私たちは神奈川県内で収益用不動産を取り扱っています。中でも特徴的なのが、川上から川下まで一気通貫でサービスを提供していることです。土地の仕入れから、木造アパートやマンションの建築、販売、仲介、管理まで、自社で一貫して対応することができます。通常、不動産投資ではマンションなどの上物を取り扱いますが、弊社は「土地」から仕入れるため、ビジネスの自由度が非常に高いことが大きな強みです。2012年に創業し、売上高は2024年8月期で約92億円、2025年8月期は約110億円を見込んでおり、成長し続けています。
弊社が目指すのは「不動産業界の圧倒的No.1」です。ひとくちに「不動産業界」といっても、不動産デベロッパー、メーカー、仲介など、さまざまなプレイヤーがいます。そのなかでも私たちが目指すのは、神奈川県内の木造建築業におけるNo.1企業です。ここでダントツのシェアを取っていきます。すでに着工数では、2024年度に神奈川県内でトップを取りました。2025年はさらに1.5倍の着工数を見込んでいます。神奈川県内の木造建築市場におけるシェアは26.2%と、我々1社で3割を占めており、2位の企業とは倍以上の差があります。「神奈川県内の木造建築において横濱コーポレーションの右に出るものはいない」と言われるほどのポジションを獲得できるよう常に進化し続けています。
日本一の都市を支える仕事
弊社の仕事のやりがいのひとつとなっているのが、「人口日本一の都市」の活性化を下支えしていることです。横浜市は370万人以上もの人口を抱える、日本一人口が多い大都市です。弊社では年間で約1万戸を管理しており、うち約2000戸は新築もしくは改築しています。大半が一人暮らし用であり、20~30代がそこへ入居してきます。つまり毎年、約2000人の若年層を神奈川へ流入させることに成功しているのです。自治体がこれだけの規模を誘致するのもかなり難しいでしょう。それを1社で実現してきました。
街に人が住めば消費が増えます。それに伴い住民税や市税、県税などの税収も増加し、市を発展させるための資金源になります。住む人が増えれば、スーパーや飲食店、商店街などにもお金が落ちます。さらに20~30代が移り住んでくるため街全体の若返りにも貢献できます。不動産を通じて、日本一の人口の街づくりを下支えすることができる。社会にも誇れる事業を担っているのが横濱コーポレーションです。
「売り手・買い手・世間」と、もう1つ
当社の理念は「四方良し」です。四方良しとは、近江商人の有名な言葉「三方良し(売り手良し、買い手良し、世間良し)」に「将来良し」を加えた、私たち独自の言葉です。事業の成長や発展、そして地域や社会の幸せを目指すうえでは、足元ばかりを見ていてはいけません。投資用不動産を通して、一部の人々だけでなく、ひとりでもより多くの人々が幸せになっていく世の中をつくりたい。そして現在だけでなく「将来」にわたって、かかわる人々すべてが利益を享受できる事業を提供していきたい。この言葉には、そんな思いが込められています。

身をもって体験した、
人生を切り拓く不動産投資の可能性
不動産投資は、人々のライフプランを大きく左右します。たとえば40~50代の年齢になり、親御さんの介護が必要になったとします。ケアホームや高齢者施設など、介護で毎月かかるランニングコストは厚生年金では賄いきれません。しかし不動産投資をしていると状況が変わります。銀行でお金を借りて、1棟のアパートを購入したとしましょう。購入したアパートに人が住むと家賃収入を得ることができます。得た収入から銀行に少しずつ返済しながら、月に10~15万円程度でも残るようになれば、多少なりとも金銭的に余裕が出てきます。そのお金は介護だけでなく、家族に還元するのもよし、子どもの学費に使うのもよいでしょう。もちろん友人との旅行など自分のために使うこともできます。経済的な余裕ができれば、精神的にも余裕が生まれ、仕事もより楽しくできるようになります。
私も若いときに不動産投資を始めました。22歳で企業に新卒入社して1カ月目、私は給与と賞与から天引きで会社から100万円を借り、勤めていた会社の株を買いました。リーマンショックで暴落した株は予想通り回復し、生じた利益で購入したのが1棟のアパートです。アパート経営で毎月約30万円が入るようになり、経済的に余裕が生まれました。いざとなったら仕事をやめることもできる。そう思うと精神的な余裕も生まれ、以前よりも自信を持って仕事に邁進できるようになりました。のちに起業できたのも、そうした行動があったからです。
経済と精神が楽になれば、本当にやりたいことに思い切り挑戦できる。そんな原体験から、いまこの仕事をしています。不動産は、街だけでなく、個人の生活や人生も発展させることができるのです。

楽しめば「モチベーションの水準」が上がる
これから入社する若い方々には、仕事を「楽しむ」ことを大切にしてほしいと思っています。私はハードワーカーなので、365日のうち364日は働いています。仕事が大好きで、モチベーションが下がることがありません。私のモチベーションが下がらない理由は、楽しんでいるからです。
もちろん、20代の頃からこれほどハードにモチベーション高く働いていたわけではありません。もともとは、もっとモチベーションが低かったし、体力もなかった。「こんなに大変な思いをしてまで働きたくない!」と思ったこともありました。ただ、どんな仕事も楽しむようにしてから、徐々に「モチベーションの水準」が上がったのです。
そのきっかけは、三光ソフランホールディングスの高橋誠一会長の姿を見たことです。いまではもう80歳になるというのに、365日、常にいきいきと働いています。普通なら、「もう引退しよう」「そろそろ頑張るのはやめて、好きなことでもしようか」と思えてくるでしょう。そうではなく、常にモチベーションが高い高橋会長の姿を見て、私は自分が情けなく、恥ずかしい気持ちになりました。それから現在まで、心身を鍛えながら仕事を楽しんできました。最初は、すべてを楽しめるわけではないかもしれません。しかし「楽しむ」ことを心がけていると、徐々に何でも楽しめるようになるんです。すると日常のものの見え方も変わってきます。そうなれば、もはや仕事はつらいものではなくなります。なんでも能動的に楽しんできた甲斐があり、私はいまも仕事を楽しみながら、モチベーション高く働くことができています。
大きな夢を追いかけよう
仕事のモチベーションを高めるために、もうひとつ大切なことがあります。「夢」を持つことです。人生で成し遂げたいことを定めるのです。どんな夢でもいい。ただ、ひとつ言うなら、手に負えないほど大きな夢を持ってください。夢を大きく持てば、大きな人間になれます。経済的な自由を得ること、起業すること、100億円企業に成長させること――私も折に触れて、大きすぎるほどの夢をたくさん持ってきました。そしていまは、一つひとつの夢を達成し、次の新たな夢を探しているところです。
まだ探している途中だっていい。若い人々は、大きな夢を追いかけてください。そして、その過程を全力で楽しんでください。それがあなたの仕事のモチベーションを、誰よりも高い水準に引き上げてくれるはずです。
横濱コーポレーションってこんな会社!
不動産を通じて、街と人の可能性を拓く。 「四方良し」の理念と共に夢を追い、未来を創る。
2012年に代表の菅沼勇基さんが27歳で創業した横濱コーポレーション。富裕層や個人投資家を対象に、神奈川・横浜エリアに特化し、一棟収益型不動産の土地の仕入れから、建築、販売、賃貸仲介、賃貸管理まで手がけています。2019年には、同じく不動産投資事業を展開する三光ソフラングループに参画し、ビジネス基盤を強化しました。同社の強みは、仲介や販売など部分的なサービスにとどまらず、土地の仕入れから管理まで一気通貫で対応可能な体制です。そして社員がさまざまな部署を経験することで、高いコンサルティング品質を実現できることにあります。業績は2024年8月期には売り上げ92億円超、経常利益は7億円超と、過去3年で約3倍近くに成長。神奈川を基盤に個人の資産形成を支援する同社の働きがいとはどのようなものなのでしょうか。代表と社員の皆さんに聞きました。
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