2025.10.31

株式会社マクニカ 受け継がれるコアバリュー、「T.E.A.M.S.」と共に

成長と拡大を続けるマクニカにとって、若手社員の成長と活躍は欠かせません。“サービス・ソリューションカンパニー”として、仕事そのものの魅力はもちろん、コアバリュー「T.E.A.M.S.」のもとで築かれたカルチャーが社員の挑戦を後押ししています。「権限委譲」「オープンでフラットな社風」「フェアでクリアな評価制度」など、若手の成長と活躍をうながす制度と文化を、実際に働く人たちの言葉を通して深掘りしていきます。

チャレンジと同時進行で、成長と拡大を続けるマクニカにとって若手社員の活躍は必要不可欠。共に未来を創造する仲間たちがなぜ集まるのか、そしてなぜ活躍できるのか、人事本部長の堀田さんに伺いました。

人事本部長
堀田さん

マクニカの強みは、半導体やサイバーセキュリティなどの最先端技術を社会に実装する力です。現場のデータをベースにしたソリューションを提案し、実現することにこだわりがあります。半導体事業を柱としつつ、近年は、社会課題や環境問題への取り組みも進めています。

こうした事業の発展を支えているのが、社員たちです。当社には創業以来の精神が、受け継がれるコアバリュー「T.E.A.M.S.」に共感する人が集まります。そこで活躍するのは好奇心を忘れず、柔軟に考え、自ら動き、情熱を持って仕事に取り組める人です。

最先端の商材に対する目利きの力は、“好奇心”から生まれます。急速に進化するテクノロジーの分野では、先が読めない中で“柔軟”に発想し、“自ら実行”する力が欠かせません。そして、最後まであきらめない“情熱”がプロジェクトを動かします。

マクニカでは、社員がチャレンジを繰り返して成長していく過程を「手応えサイクル」と呼んでいます。新入社員であっても、プロジェクトの責任と権限が与えられます。自分でやってみてうまくいかなければ計画を修正して、再チャレンジ。このPDCAを繰り返すことで、一歩ずつ成長し、「手応え」を感じていく。この循環の中で、実力のある人には、より責任のあるポジションや規模の大きい仕事を任せていきます。

このサイクルは、信頼関係がないと成り立ちません。上司と部下の信頼関係が、権限委譲とオープンな雰囲気をつくり出しています。

近年は、半導体とサイバーセキュリティ分野の急成長に伴い、採用規模を拡大していきます。世の中の変化に応じて、幅広い人材を採用し、多様性ある組織にしていくことも重要です。これからも多様な人材との出会いを通じて、さらなる事業成長と社会への貢献を目指してまいります。


マクニカは2022年5月に「Vision2030」を掲げ、「技術商社」からサービス・ソリューションカンパニーへの変革を目指しています。

半導体(Physical)、サイバーセキュリティ(Cyber)という、既存2事業で蓄積された最先端の技術やソリューションを世界中から見つける「目利き力」を活かして、第3の柱となるCPS(仮想空間と現実世界をデジタルでつなぐサイバー&フィジカルシステム)事業による課題解決から価値を創出しています。

「経営資源融合フェーズ」の3年間が終わり、現在は第2段階の「専門性強化フェーズ」に入っています。ビジネスを大きく成長させるために必要な独自性をパートナー企業と連携しながら磨きをかけ、さらなる会社の発展と成長に向けて取り組みを進めています。


マクニカは、社員が安心して長く働ける環境づくりに取り組んでいます。育児・介護・傷病などに応じて「短時間勤務制度」を選択できる制度や、男性の育児休業取得も推進しており、ライフイベントとの両立をしながら、誰もが自分らしく活躍できる職場を実現しています。

有給休暇を1時間単位で取得できる制度です。私用はもちろん、育児・介護・通院など短時間の休みが必要な際にも利用でき、仕事との両立をサポートします

組織の生産性とアウトプットの最大化を目的に、在宅と出社を組み合わせたハイブリッド型のワークスタイルを推進しています。

人的資本を最大化し、個人と組織の持続的な成長を実現する企業として、「キャリアオーナーシップ経営 AWARD」の最優秀賞(大企業の部)を2年連続で受賞。また、「Open Work」が発表する働きがいのある企業ランキング2025では5位にランクイン。

本社はJR・私鉄各線「新横浜駅」から徒歩5分以内の好立地にあります。国内では品川、大阪、名古屋、福岡をはじめ、12の営業拠点を展開。また、外出先でも効率よく働けるよう、サテライトオフィスも導入しています。


トラブルを周囲と連携しながら乗り越えてきた髙橋さん。大切にしているのは、一つひとつの課題解決の積み重ねです。産休・育休を経て、仕事を通じた成長エピソードを伺いました。

業務推進本部
オペレーション企画統括部
プロダクトオペレーション部PO第3課
髙橋さん

新卒で金融機関に2年勤務したあと、マクニカに入社しました。ビジネスオペレーション職として、仕入先である海外プロダクトの窓口業務に約6年間従事し、1年の産休・育休を経て、現在も同じ仕入先担当、かつグループリーダーを務めています。

印象に残っているのは、2020年頃の世界的な半導体不足で頻発した納期トラブルです。仕入先や配送業者と密に連絡を取り、お客様のプロジェクトが滞らないよう、出荷可能数や運搬期間を毎日調整しました。従来のやり方では追いつかないイレギュラーな状況でしたが、チームで協力し、出荷状況や運搬スケジュールの調整方法を工夫することで、効率的に業務を遂行する力が身につきました。

結果的にお客さまのプロジェクトを滞らせずに済み、お客さまとの信頼関係を一層深める機会にもなりました。

マクニカには、上司から部下に仕事を任せる「権限委譲」の文化があります。私は育休から復帰した直後に、組織の課題を洗い出し、対応すべき4つの課題を決定、そしてそれらの解決策を遂行するプロジェクトの一員にアサインしてもらえました。

このプロジェクトを通し、さまざまな人と関わることで、組織としての動き方やチーム運営のノウハウを早期に学ぶことができましたし、小さなことでもひとつずつ課題を解決していくことで、大きな成果につながることも実感しました。今後はさらに経験を積み、チームや課の枠を超えて、価値を生み出せる存在になっていきたいです。

自らアクションを起こすことが非常に大切です。入社当時の私は、少し受け身だったと反省しています。積極的に動き、さまざまな人と自発的にコミュニケーションを取ることで、仕事や環境の理解が早まり、大きな価値を提供できる人材に成長できます。


多くの最先端プロダクトを取り扱うマクニカ。お客さまへの提案を「あなただから」と決めてもらえる瞬間は格別だと上羽さんは語ります。仕事のやりがいやカルチャーについて伺いました。

ネットワークスカンパニー
セキュリティソリューション技術統括部
第3技術部第1課
上羽さん

セールスエンジニアとして、営業と共に製品の提案・検証・構築・利活用支援を行っています。最初の3年間で端末セキュリティ製品を徹底的に学んだ後、新たな挑戦を求めて、ID認証の製品を担当する部署に異動しました。マクニカは最先端のプロダクトを数多く取り扱っているため、常に新しい技術に触れられる環境があります。

これまで、案件を発掘するためのセミナーやウェビナーの企画・登壇、パートナー企業への製品レクチャー、メーカー主催のカンファレンスへの海外出張など、若手のうちから幅広い業務を経験してきました。そうして得た知識や経験をもとに、お客さまには製品の導入メリットや時期、他社製品との違いなどを丁寧に説明しています。信頼関係を築き上げた末に、「上羽さんが担当だったから」と導入を決めていただけた時は、大きな喜びを感じます。

入社して驚いたのは、上司があえて反対意見を求めてくることです。多角的な視点から議論が進み、会議では立場を超えてさまざまな意見が飛び交います。さらに「なぜそう考えるのか?」と問われることで、議論はより建設的に進みます。

メンバーで意見を出し合い、柔軟に方向転換しながら最適解を模索して実行する環境、これらはマクニカのオープン・フラットな社風によるものだと考えていますが、言いたいことが言えると、社員同士の信頼関係も深まりやすく、仲も良くなるため、「人」の面で悩まない、働きやすい会社だと強く感じています。

社会人になるとなかなか時間が取れないので、学生のうちにたくさん旅行しておくことをおすすめします!旅行での経験や学びは、会話の引き出しを広げ、社会に出てから必ず役に立ちます。さまざまな文化に触れて、価値観を広げておくとよいと思います。


年次に関係なく、社員の挑戦を後押しするマクニカの「権限委譲」。2年目から重要顧客を任され、上司や先輩のサポートを受けつつ、挑戦を続ける岩同さんにお話を伺いました。

アルティマカンパニー
第1統括部
プロダクトセールス第1部2課
岩同さん

入社後、半導体の営業職として、海外プロダクトをお客さまへご提案しています。就職活動では「チャレンジングで成長できる環境」を軸に会社を探していましたが、実際に入社してみて、マクニカには年次に関係なく大きな仕事を任せてもらえる風土があると、日々実感しています。

入社2年目には競合製品のシェアが大きいお客さまを担当することになりました。営業次第で数十億円規模の売り上げにつながる可能性のあるお客さまでしたが、上司が「岩同さんの思うようにやってみて」と任せてくれたことに驚きました。

現在では、お客さまと密にコミュニケーションを重ねることで信頼関係を築き、些細なことでも相談いただける存在に。自分の提案が実際の製品開発や事業拡大につながる瞬間に、大きなやりがいと成長を感じます。

上司に「もっと生意気に噛みついてこい」と言われたことがあります。根底には、自分の意志を発信することが大切だという、「オープン・フラット」なマクニカの文化があります。「出る杭を打つ」のではなく、引き上げようとしてくれる。先輩たちは、人間的にも業務面においても、尊敬できる人ばかり。「人」はマクニカに入社してよかったと思える一番の理由かもしれません。

今後の目標は、自分の価値を最大化し、「必要不可欠な営業」になること。目の前のビジネスを“Drive”し、“Goal”に向かって挑戦を続けていきます。

海外出張や海外からのご来客などで英語を使う機会が増えてきたため、オンライン英会話を始めました。仕事との両立は大変なものの、英語力を高めることで挑戦できる幅が広がると実感しています。早いうちから積極的に英語に触れておくと、入社後に大きな強みになります!


NVIDIA製品の販売や導入支援を行うNVIDIAチーム3名にインタビュー。AIの発展が目覚ましい現代に、テクノロジーの最先端で働く醍醐味をどのように感じているのでしょうか。

クラビスカンパニー
第1技術統括部
技術第3部 部長
北島さん

2009年新卒入社。半導体アプリケーションエンジニアを経験した後、データセンター向けのプロダクトを複数担当。2023年から現在の役職へ。

クラビスカンパニー
第1技術統括部
技術第4部 第2課
謝さん

2025年中途入社。台湾出身。Physical AI関連の半導体アプリケーションエンジニア。前職はAI領域の自動運転向けソフトウェア開発担当。

クラビスカンパニー
ビジネスソリューション第2統括部
営業第1部 第2課
小野寺さん

2020年新卒入社。製品単体の販売ではなく、ソリューション提供を行う部門の一員として、自動車や金融市場向けの営業を担当。

北島 昨今、AIの利活用が国を挙げて推進され、業界全体が大きく活気づいていますね!マクニカとしても、ビジネスチャンスだと捉えています。

 本当にそう感じます。AIの利活用が今後さらに進むことで、たとえばものづくりの現場ではロボットが生成AIで画像を認識して自ら判断・実行する、といった時代が来ると思います。そうなると、まさに革命ですよね。そんな未来の実現に向けて、私は要素技術の検証を行っています。

北島 最先端のテクノロジーを扱っていると毎年やることが変わります。そのダイナミックな変化もこの仕事の大きな魅力です。小野寺 私も常に2歩3歩先の技術に触れている実感があります。あるプロジェクトでは手動だった工程を自動化するためにNVIDIA製品を採用いただきました。人手不足をテクノロジーで補うことは、社会課題の解決にもつながると感じています。

北島 マクニカは事業部間での連携がとても盛んです。 新規事業や製造DXの部門からNVIDIAチームに声がかかり、お客さまへGPUのインフラやソフトウェアの活用方法を一緒に提案することもあります。ソーシングチームからは最先端テクノロジーの情報が共有され、「この技術を活かして何かできないか」といったコラボレーションが自然に生まれるのも、マクニカらしいと思います。

小野寺 幅広い事業部があるからこそ、総合力を活かした提案ができるのはマクニカの大きな強みですよね。

北島 仕入先であるNVIDIAとの関係も非常に近いです。ふだんはオンライン会議が多いですが、AI技術領域の責任者が来日して直接議論することもあります。世界でも屈指の市場価値を提供している会社のリーダーたちと共に仕事ができることは、大きなやりがいにつながっています。

 マクニカには、自分の言いたい意見を言ったり、相談したりできる雰囲気がありますよね。部長のほうから直接担当の私に話にくることもあるくらいです。

小野寺 まさに「オープン・フラット」な文化ですよね。若手でも意見を言いやすい環境だと思います。

 入社したてのとき、検証したいロボットがあって、購入について上司に相談したら、すぐに「トライしてみよう」と言ってもらえました。やりたいことを伝えるとすぐに話が進むのはマクニカの特徴ですね。

小野寺 私も1年目のとき、「小野寺さんはどう思う?」と上司に何度も聞かれた経験があります。わからないなりに考えて実践することが大事で、その結果失敗することもありますが、ピンチの際は上司が必ず助けてくれるので、安心してチャレンジできる環境だと思います。

北島 マクニカは、能動的に動けない人にとっては少しミスマッチになるかもしれませんね。上から「やらされる」よりも、自分から「やりたい」と動ける人を後押しする文化が根付いていますから。ただ仕事に対するモチベーションが高い人にとっては非常にマッチする会社だと思います。

 今後は関連会社とAIのコンサルティングチームを立ち上げるのが私の目標です。NVIDIAのGPUやソフトウェアは、できることが幅広い分、初めて導入するときは難しい課題もあります。だからこそ、わかりやすい手順書や過去の事例集などをつくって社内に共有し、情報を蓄積していきたいと思います。

北島 いいですね! 私は、マクニカが提案した技術を実際にサービス実装するプロジェクトを動かしていきたいです。そしてクライアントから「次回も北島さんと仕事がしたい」と言われる存在になりたいですね。

小野寺 私はNVIDIAチーム以外のプロジェクトにも関わっているので、経験の引き出しを増やして、クライアントの課題に合わせた最適な提案ができるようになりたい。そして、ゆくゆくは北島さんのようにマネージャーを目指したいです。そのためには、組織の期待を理解して実行することが大切だと思っています。

北島 社員一人ひとりの「こうしたい」という想いが、マクニカを形づくっています。これからも一緒に頑張っていきましょう!


マクニカのコアバリューを、若手社員の声と共に紹介します。全員がコアバリューにもとづきベクトルを合わせることで、質の高いチームワークが実現し、未来を切り拓くエネルギーを生み出します。


社員の「働きがい」につながる、マクニカの推しポイントを採用担当の3名に聞きました。

人事本部 人材開発部 採用課
陶山さん

他の社員からも何度も出ている「権限委譲」の文化です。といっても、上司がバックアップしてくれますし、全力で取り組んだうえでの失敗は大歓迎。その過程で得られる経験や学びを大切にしています。私自身もたくさんのチャレンジングな仕事を任せてもらいました。うまくできず、悔しい思いもしましたが、その経験が確実に自分の成長につながっていると実感しています。

人事本部 人材開発部 採用課
伴野さん

立場や年次に関係なく意見を交わすことができるため、壁を感じることなく自分の意見を発信することができます。実際に自分のアイデアが採用されると、会社を動かしている実感を得られ、大きなやりがいにもつながります。部署や職種の垣根もまったくなく、異なる部署のチームメンバーであっても協力し合いながら、全力でひとつのゴールに向かうことができます。

人事本部 人材開発部 採用課
伊藤さん

評価の面でもオープンな会社です。半期ごとに人事考課がありますが、その評価項目は明確で、全社員が見られる状態になっています。直属の上司の自分に対する各項目の評価も閲覧することができ、それをもとに半年ごとに上司から自分に対する評価のフィードバック面談が実施されるため、社員は自分のどこが評価され、どこが改善ポイントなのかを知ることができます。


マクニカってこんな会社!

最先端テクノロジーとインテリジェンスをつなぎ、未来をつくる。業界の 「ファーストペンギン」 であり続け、 豊かな社会を創造し続ける。

1972年の創業以来、マクニカは世界中の最新テクノロジーや製品に独自の付加価値を加え、国内外のものづくりを支援してきました。国内で初めて「技術商社」という新しい概念を打ち立て、お客さまの潜在的なニーズを掘り起こして提案する「デマンド・クリエーション型企業」として、社会に先駆けて新たな需要を生み出してきました。

デジタルテクノロジーの革新が社会を大きく変えようとするいま、従来の半導体やネットワーク機器といった「モノ」の提供にとどまらず、人と技術、そして経験をつなぎ、サービスを通じて地球の持続的成長に貢献する「コト」を提供する「サービス・ソリューションカンパニー」になることを目指しています。現在では世界26カ国・92拠点にビジネスを展開し、売上高も3年連続で1兆円を超えました。日本発のオンリーワンから、世界のオンリーワンへ。マクニカは挑戦を続けていきます。

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