2023.09.27

セイコーエプソン株式会社 デジタル・オンデマンドプリントで地域活性化を目指す ~個人の創造性を発揮し、モノを生み出す場づくり~

セイコーエプソン株式会社(長野県諏訪市 代表取締役社長 小川恭範)は、パーパスに「『省・小・精』から生み出す価値で、人と地球を豊かに彩る」を掲げ、1942年の設立以来、ものづくり企業としてのDNAを受け継いできた。主力事業であるプリンター・スキャナーの他、映像機器や産業用機器などを手掛け、社会課題解決に起点として製品とサービスを拡大。グローバルに事業展開している。

同社は2020年7月、「DXイノベーションラボ会津」を福島県会津若松市の「スマートシティAiCT」に開設。また、同市の「スマートシティ会津若松」に参画し、教育や伝統・芸術分野における地域に密着した活動を通じて、持続可能な地方の暮らしの実現に向けた取り組みを推進している。

今回、同社は株式会社関美工堂(福島県会津若松市 代表取締役 関昌邦)と協業し、関美工堂が運営する施設である『ヒューマンハブ天寧寺倉庫(福島県会津若松市天寧寺町7‐38)』に、デジタル・オンデマンドプリントラボである「HHT PRINT Lab.」を開設し、実証実験を開始した。

株式会社関美工堂は、1946年に創業し、400年以上続く会津塗りの製造・販売などを通じて、さまざまな生活の場に置ける会津漆の普及に貢献している。地域の伝統産業である漆器業と、スマートシティとして先行するデジタル技術が融合し、モノやコトづくりにかかわる人々が出会い、新しい価値が生まれていく場として期待されている。

「HHT PRINT Lab.」は、同社の技術が最大限に生かされた最新のプリンターや、サービスを活用して関美工堂が運営する。

近年、地方において農業の6次産業化推進の流れや、コロナ禍の収束によるイベント再開に伴い、農産物の加工商品のラベル作成や、短期間の看板印刷など、少ロットによる印刷ニーズが増加している。しかし、データ制作や印刷の知識がない中で、気軽に相談できる場所を見つけることが難しいとの声が寄せられていたことを背景に、同施設は少量・多品種の要望に対応した商業印刷の施設を開設した。

これにより、小規模な需要にも細やかに対応が可能となり、地方のモノづくり、販促、クリエイターの活動をサポートするとともに、地域経済と連携した商業印刷の可能性を広げ、地域の需要を、地域の中で対応する持続可能な循環型経済の確立への寄与を目指す。

「HHT PRINT Lab.」は、デジタル印刷の可能性を体験できる場として、地元大学の学生や、子どもたちにワークショップを開催していき、個人の創造性を育む地域づくりへの取り組みを進める。印刷サイズはL版写真からA0、B0などの定形、それ以上のサイズの不定形まで相談が可能。用紙やラベルへの印刷はもちろんのこと、今後はマウンテンボトルやTシャツなどグッズへも展開する。

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