2023.05.19

GA technologies ー「職種のダイバーシティー」でパーパスの浸透をはかる

株式会社GA technologies(本社 東京都港区 代表取締役社長執行役員 CEO 樋口龍)は、「テクノロジー×イノベーションで、人々に感動を生む世界のトップ企業を創る。」を理念に掲げ、不動産をはじめ、様々な産業のビジネス変革に取り組んでいる。

顧客へのサービス提供に加え、グループ会社による不動産会社向けSaaSの提供を通じて、テクノロジーを活用した効率化かつペーパーレスによる持続可能な不動産取引を実現している。

契約書などの書面の電子化による地球環境資源への配慮、人生100年時代に向けた不動産を活用した備え、そして少子高齢化が抱える住宅問題を社会課題としてとらえ、その「不」の部分にテクノロジーとイノベーションで立ち向かう。

不動産業界において、長年DXは難しいとされてきた。その理由が業界における法律の存在である。2022年5月、デジタル改革関連法     における「改正宅地建物取引業法」の施行     を契機に、オンライン完結型の不動産取引「ネット不動産」が解禁され、同業界のDX     に新しい風を吹かせた。

不動産DXによるペーパーレス化で1,177万枚の紙の削減を達成

この法改正により、従来必要とされていた契約における対面が必要な署名や押印の手続き規制が緩和された。結果、オンラインによる非対面化や、書面の手続きを電子化できるようになり、それまでコストがかかっていた契約をデジタル上で完結することが可能となった。

通常、紙の契約だと不動産契約の場合は数百枚もの紙が必要であるが、電子化により大量の紙の節約になる。

同社は、グループ全体で2023年4月1日から2023年3月末までの1年間に     、年間1,117万枚もの紙資源を削減。同社前年比で約48%増となり、地球環境への貢献は大きい。

その他の法改正も影響し、同社はDXを加速。いままでにない新しい形で、顧客に寄り添ったサービスを提供し、ユーザーの顧客体験、ユーザーの声をもとにサービスのUXを高めている。そのことが評価され、2020年より2022年において3年連続でデジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)に選定された。

同社のネット不動産投資サービスブランドであるRENOSY(リノシー)は不動産取引のオンライン化を強み     に開発され、2018年にサービスが開始された。     AIなどのテクノロジーを活用し、透明性が高く滑らかなサービス提供を目指し、スピード感をもって不動産取引のオンライン化に取り組む。

不動産は人生に関わる買い物であるため、顧客に対する事業社側からの情報提供をいかに見やすくし、顧客満足につなげるかが、サービスを支えるカギだという。

成長エンジンは”人材力”

同社は2022年においては前年比152%の売上増を遂げ、今もさらなる成長を続けている。その成長エンジンは同社の人材力にあるという。

同社は「GA GROUP SPIRIT」という価値観に共感する人材を採用している。その内容は非常にシンプルであり、誠実さ、素直であること、情熱や粘り強さ。常識にとらわれず、小さく日々革新を進めることなどを掲げる。

項目は7つあるが、その背景には元プロサッカー選手であった代表の想いが垣間見える。またそれらの要素は、不動産という顧客の人生に影響する商品を扱う上で必要な人材の要素だという。同社らしさともいえるその価値観が、企業と社員の成長に大きく影響しているといえる。

パーパスの浸透においては、職種のダイバーシティと相互理解が重要とされているという。一つのプロジェクトをさまざまな部署のメンバーで動かしていく過程において、相互理解のためにお互いが歩み寄るような施策であったり、エンジニアのメンバーにも現場の体験をしてもらい、顧客対応を体験する。実際にある課題を共有し、同じ目標に向き合っていける取り組みを実施しているそうだ。

これからも同社は、不動産業界の領域にとどまらず、M&Aや金融の領域など、まだまだ社会課題が残る領域で、テクノロジーを活用し、地球環境資源の課題をはじめとした世の中の「不」の解決にチャレンジし続ける。

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