2023.05.08

株式会社アイセロ|従業員のココロとカラダの健康がアイセロブランドの品質と技術を支えている

アイセロは愛知県豊橋市に本社を置き、自動車部品の輸送用包装などに使う防錆フィルムや、液体洗剤を包装する水溶性フィルム、半導体、医薬分野のクリーン容器やクリーンフィルム、ラミネート用シーラントフィルム、熱接着フィルムなど、特殊な機能を持つ樹脂フィルムや容器を製造する技術開発型メーカー。2023年に創業90周年を迎えました。

付加価値の高い機能性豊かな製品の数々は国内のみならず、海外でも多くのニーズに応えており、世界中のさまざまな産業や人々の豊かな生活を支えています。

同社は、協会けんぽ愛知支部・健康宣言優良事業所表彰において金賞を受賞するなど、従業員の健康を重視してきましたが、これをさらに推進すべく2020年に健康経営部会を新設しました。

全社が一体となり、数々の施策に取り組んでいる同社の魅力を紹介します。

時代を先取りしていた従業員想いの取り組み

当社は30年以上前から「ココロとカラダの健康なくして幸せなし」というコンセプトで、さまざまなイベントを実施してきました。スキーツアーや、会場を貸し切ってのボウリング大会など、従業員の家族も巻き込みながら交流し、身体を動かしながら懇親を図れるという内容のものです。従業員の健康に関する直接的なアプローチとしても、たとえば健康診断で「経過観察」であっても悪化傾向がみられる若者からその芽を摘んでいこうと、産業医と面談する機会を設ける取り組みを全社的に行ってきました。

そのような中、協会けんぽの健康宣言優良事業所表彰において金賞を受賞することに。当社が当たり前にやってきたことを、改めて評価いただいたことで、健康経営への関心の高まりを感じました。これを機に、より組織的に健康経営に取り組んでいくことをねらいとし、保健師、衛生管理者、安全管理者、総務部部長、広報などが参画する形で2020年に健康経営部会を新設しています。

血液検査の対象年齢を法令の35歳以上だけではなく、全従業員に拡充。栄養摂取に関する遺伝子検査を実施。交替勤務者が利用できるよう、朝昼晩の3食を食べられる食堂を運営。10年前に独身寮を新築し(1階に保育ルームを併設)、産業医・保健師を増員するなど以前からの取り組みも含まれますが、従業員の健康に寄り添った活動を推進してきました。中途採用で入社した従業員や外部の方からは、「こんなに従業員のことを考えた取り組みを行っているんですね」と驚かれる機会も多いです。

健康があるからこそイノベーションが生まれる

私たちが提供する製品の中には、世界初の技術を実用化したものも多数あります。このような発想が可能なのも、従業員が健康な状態にあるからこそ。居心地がよく、リラックスできる環境があり、高いモチベーションを持った従業員がいて初めて、ゼロからイチを生み出すことができるのではないでしょうか。

私はリーダーの立場で従業員に指針を示すことがよくあるのですが、これに対する理解も早い印象があります。たとえば、例年開催していた職場の業務改善事例発表会が、私の指針を理解してくれたことで「私たちのDX発表会」 として内容が刷新され、開催されました。従業員側から活きのいいレスポンスが返ってくる点も当社が自慢できるポイントのひとつです。

チャレンジングな従業員と共に次の創業100周年へ

創業90周年を迎え、次の100年に向けて私たちが注力していきたい健康テーマはズバリ「卒煙」。これはどの企業も苦労されている点かと思いますが、近隣のレンテック大敬株式会社様と連携協定を結んだことで対外的なメッセージも発信しつつ禁煙治療の補助を行い、喫煙率を減らしていきたいです。

私自身、タバコを止めたことで、仕事に集中できたり、それまで感じられなかった畑の土の匂いを感じられたり、食事が美味しくなったりと多くのメリットを実感しています。卒煙を推進することで、ぜひとも従業員のより一層の健康を獲得していきたいと思っています。

私の経営の考え方として、てっぺんに来るのは「従業員の幸せ」です。「超・優良幸せカンパニー」というスローガンのもと、「すべての従業員が幸せと働きがいを実感できる会社」を目指している当社ですが、健康経営が根付いた社風であることも手伝って、この十数年は業績も非常によい形で推移しています。従業員の健康があるからこそ、モチベーションが上がり、イノベーションが起き、生産性も上がるよい循環が生まれているということを実感する日々です。

当社は汎用的なものを提供している会社ではありません。お客様の真のニーズに応え、常に進化し、新しいことを考え、生み出していかなければなりません。これを可能にすべく、対外的にも自慢できるレベルで従業員の健康を重視した職場環境を実現しています。

私たちが欲しているのは、製品づくりを通して広く社会に貢献したいという高い志を持ち、積極的にチャレンジできる人材です。幸せを感じながら働きたいと願う多くの従業員たちと共に、次の創業100周年を目指していきたいですね。

 

社員’s VOICE

〜アイセロに入ってよかった〜ココロとカラダの健康編

「アイセロに入ってよかったな」と思うところを、「ココロとカラダの健康」をテーマに、さまざまな部署の社員に聞きました!

営業担当・主任(大阪オフィス)井上 将太郎さん

大阪オフィスもリニューアル

27年目を迎えるベテラン。健康経営部会のメンバーとしても活躍する。安全管理者。入社25年目。総務のほか、防災、安全衛生、広報、秘書など多岐にわたる業務をまとめる。

調達・購買担当 世羅 陽子さん

育児しながら働ける! 万全のサポート

会社の目の前にある保育ルーム「そら」は少人数制で、幼い時期に手厚い保育を受けられたことが子供の心の健康につながったと感じています。送迎が非常に楽で、利用しながらほかのお母さん社員とコミュニケーションを取れた点も◎。健康に関する専門家・保健師さんが常駐しているので、気軽に相談しながら健康を保つことができています。

生産技術職 鳥山 晴司さん

「君のミライプロジェクト」で働きやすい職場へ

健康習慣に関連したタスクを達成していくと自販機で使用可能なポイントがもらえる「サントリープラス」や軽食販売の「ボスマート」は、社員の要望を形にしていく「君のミライプロジェクト」で実現したもの。いずれも好評の施策です。引き続き私自身プロジェクトに参画しながら、アイセロをより働きやすい職場に改善していきたいと考えています。

生産技術職 椎葉 凌さん

筋トレしながらコミュニケーション

私は筋トレルームをよく利用しているのですが、運動不足の解消につながっているだけでなく、利用者同士の交流が自然と発生する点でもメリットが大きいと感じています。これまでには、部署の垣根を越えて仲良くなった筋トレ仲間に仕事を助けてもらったことも。仕事終わりにフラッと寄られるコミュニケーションスペースとして、重宝しています。

 

こんな会社で働きたい ウェルビーイングな働き方を実現する健康経営企業編』より転載。

 

 

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