JERAってこんな会社!
JERAは東京電力と中部電力の火力発電・燃料調達部門を統合し、2015年に設立された日本最大のエネルギー会社です。燃料の上流・調達から発電、電力・ガスの卸販売に至る一連のバリューチェーンを持ち、日本全体の発電量の約3割を担っています。
「世界のエネルギー問題に最先端のソリューションを提供する」をミッションとし、脱炭素社会の実現に向け「JERAゼロエミッション2050」を掲げており、水素・アンモニアを利用したゼロエミッション火力、洋上風力をはじめとした再生可能エネルギーの開発などに取り組んでいます。
事業領域が多岐にわたるため、各分野のプロフェッショナルの育成が欠かせません。さまざまな学びの機会を用意し、社員が自立的にキャリアを築ける環境を整えています。
人財開発部長に聞く
エネルギーの未来をつくるために
100年に一度の大変革期を迎えているエネルギー業界。
業界のトップランナーであるJERAを支える人財育成のあり方について、HR統括部人財開発部長の海野さんに伺いました。
HR統括部
人財開発部長
海野さん
誰も挑戦したことのない課題に挑む
エネルギー業界は、資源価格の高騰やエネルギー安全保障の重要性の高まりなど、事業環境が激しく変化しています。その中で、当社は業界のトップランナーとして、未知の事業領域に足を踏み入れ新たな価値を創造していく必要があります。
現在取り組んでいる最も大きなプロジェクトは、2050年までに CO₂排出量ゼロを目指す「JERAゼロエミッション2050」です。安全かつ安定的に電力を供給するために、火力発電に頼らざるを得ない状況にあって、JERAは日本国内の約3割の発電量を占め、日本で最も多くの CO₂を排出している企業です。「JERAゼロエミッション2050」は、ゼロエミッション火力と再生可能エネルギーの相互補完で脱炭素化を目指す、私たちにとって大きな挑戦です。
ゼロエミッション火力はCO₂排出の元となる化石燃料を使用せず、水素とアンモニアで発電するという世界で初めての試みで、愛知県の碧南火力発電所でアンモニア利用の実証実験を始めています。
未知への挑戦を支える人財育成
こうした未知の領域への挑戦には、人財一人ひとりが誇りと主体性を持つことが欠かせません。当社の人財育成の基本は、各専門領域のプロフェッショナルを育成することです。
エネルギー関連業務は、1つひとつの領域の歴史が長く、それぞれに深い知識と高い技術力が必要です。医者に外科や内科などの専門領域があるように、当社の社員も各領域の専門性を高め、プロフェッショナルとして育ってほしいと考えています。
そのため、キャリアは自分で決めてもらいます。将来どうなりたいのか、人に決めてもらうのではなく、自分で考え、選ぶことが重要です。当社のキャリア開発支援はその「自立性」を最も大切にし、さまざまな研修や学びの場を提供しています。
こうした自立的なキャリア設計は、充実した人生を送るうえでも重要です。会社の成長にも、社員の幸せにも欠かせない「自立的」な姿勢をこれからも支援します。
徹底解説!
「自立的なキャリア開発」とは?
HR統括部 人財開発部
キャリア開発ユニット長
川畑さん
「強み」や「好き」を活かして「どうなりたいか」を考え、キャリアを描くJERAの社員たち。多彩な研修と定期的な振り返りの機会を活用し、成長のスパイラルを加速させます。人財戦略とその仕組みについて、キャリア開発を担当する川畑さんに伺いました。
「多様性・卓越・起業家精神・公正」
4つの要素を満たした人財育成
JERAでは「多様性・卓越・起業家精神・公正」を人財に求める4つの要素として掲げています。多様な人財を受け入れ、自らの専門性を磨き、変革を恐れず挑戦する力を持つ人を歓迎しています。さらに、社会インフラを支える企業として、使命感と責任感を持って誠実に働く姿勢も当社の社員に欠かせない資質です。
そこから導き出されたのが、人財育成方針である5つの成長の柱です。この方針にもとづき「リーダーシップ」「変革力」「マネジメント」「専門性」「公正」の力を高め、当社の人財の成長を支えています。
JERAには、さまざまなバックグラウンドを持つ社員がおり、価値観や働き方も多様です。このような多様性の中で信頼関係を築き、方向性を示してチームをまとめる力が、「リーダーシップ」です。最近では、お互いの違いを尊重しながらチームを導く若手社員が活躍しています。
2つ目の「変革力」は、前例や常識にとらわれずに新しい視点で課題を解決していく力です。ゼロエミッション火力や再生可能エネルギーの導入など、未踏の領域への挑戦が続くJERAでは、まさに道なき道を切り拓くような挑戦が日々の業務に求められています。
「マネジメント」は、業務上の課題に対して表面的な対応で終わらせず、本質を見極めて最適な手を打って成果へと導く力。そして「専門性」は、一人ひとりが、各分野の最先端の高い専門知識とスキルを身につけ社会に価値を提供する力です。
最後に「公正」です。どんなに成果を上げても、公正さを欠いた行動は許されません。公正な行動は、単にルールを守るというだけでなく、自分自身の信頼を守り、共に働く仲間を守り、そして社会全体からの信頼を守ることにもつながります。社会インフラを担う企業としての責任を果たすため、全社員にコンプライアンス・セキュリティ・人権などに関する研修を定期的に実施し、社員が高い倫理観を持ち、自立的に判断・行動できる力を養っています。
これら5つの成長の柱は、JERAの人財が自分自身の「強み」と「好き」を活かし、自分らしいキャリアを築くための「軸」であり、コンパスです。
成長のスパイラルを生む
チャレンジと振り返りのサイクル
JERAの研修や人財育成施策は、社員一人ひとりが自身のキャリア観や価値観にもとづいて挑戦し、成長を実感できるよう設計されています。
たとえば、専門性を高める研修では、各部門が必要とするスキルを可視化し、それに沿ったプログラムを提供しています。最先端技術やグローバルのベストプラクティスを学ぶことに加え、実務と連動した課題解決型の体験学習を取り入れることで、より実践的な経験を積むことができる構成です。テーマや内容も、事業環境・スキルニーズの変化に応じて柔軟にアップデートします。グローバル展開やDXの進展など、中長期的な視点も踏まえながら、研修そのものも進化を続けています。
また、自立的なキャリア開発を支える仕組みとして、年2回のキャリア開発面談を実施しています。これまでの経験を振り返る「キャリアの棚卸し」と、今後の方向性を描く「未来構想」を深掘りします。そして、自分のスキルと業務上求められるスキルのギャップを見える化し、各自が自分の強みや課題を把握できるようにサポートします。面談後は、把握した強みや課題をもとに半期の研修計画を策定します。
自ら描いたキャリアに沿って挑戦し、定期的に振り返り、次の学びへとつなげる。このサイクルの積み重ねが、成長のスパイラルを加速させています。
キャリアをイメージする
どんなキャリアを歩むのか?
自分自身を見直し、方向性を定める
人財開発部
キャリア開発ユニット
鈴木さん
Capabilityの設定
JERAグループは社員一人ひとりを重要な財産と考え、海外拠点を含むグループ全社員を対象とし、その成長を積極的に支援しています。そして「Capability」は、社員の成長を語るうえで欠かせない言葉です。
各事業に求められる役割や能力を精緻に分析し、戦略実現に必要なCapabilityを正確に定義することで、自分自身の現在の能力と目標達成に必要な能力のギャップを特定し、自分自身の成長に向けた課題を明確にします。
そして、社員一人ひとりが自分の強みや不足スキルを踏まえ、OJTや公募による他部門の経験、自己啓発や研修といったOff-JTを自ら選択し取り組むことで、自立的に成長できる仕組みとなっています。
専門性について
エネルギー事業を取り巻く環境は大きく変化し、今後ますます複雑化していくことが見込まれています。さまざまな分野で高い専門性を持つプロフェッショナルを育成するためにも、目指すプロフェッショナル像を設定したうえで、選択型研修等の活用により、社員それぞれが目指すプロへと近づくことができるような仕組みを構築しています。
キャリア開発面談
年2回(11月、5月)、キャリアについて上司との面談を実施しています。キャリアの方向性に関する一覧や過去のキャリアパスの例も参考にしながら、社員の目指すキャリアイメージを具体化します。自身の持つスキルとこれから必要なスキルを明確にして、キャリアを実現するためのステップを検討します。
キャリアを深める
強みを伸ばし、足りていない部分を補う
学びの質を上げ、成長を加速させる
人財開発部
キャリア開発ユニット
浅田さん
語学研修
事業のグローバル展開や社員のグローバル志向の高まりに応えるため、語学習得機会を提供しています。提携するオンライン英会話レッスンサービスの利用を通じて、スピーキング・リスニング力の向上を促しています。受講者アンケートでは7割が学習効果を実感していると回答しています。語学力を把握する機会として、TOEICなどの語学試験の受験もサポートしています。
選択型研修
一人ひとりのニーズや成長過程において必要なスキルや興味・関心に合わせて、100種類以上の講座から自由に選択できます。中でも社員から好評なのが、著名人講演と外部講師によるLIVEセミナーです。
【著名人講演】
著名なビジネスパーソンのリアルタイムライブ型オンライン講義。リーダーシップ、学びのプロセス、多様な働き方などのテーマを学習可能です。
【外部講師LIVEセミナー】
データ分析・プレゼンテーション力・交渉力・契約基礎・アカウンティング・ファイナンスなど業務上必要な知識やスキルを学習可能です。講義ラインナップは、受講者の声を受けて毎年変わります。
自己啓発ポイント
社員の自己啓発をサポートすることを目的に、自身の望むキャリア形成に必要な学習コンテンツへの費用補助を受けられる制度です。補助対象となるのは、講座受講(ビジネススクール、通信教育の受講料)や資格取得、各種講習受講、書籍の購入など。2024年度は約2,200名、約7,000件の申請がありました。
キャリアを見出す
進むべき道は自分で決める
海外への挑戦という選択も
人財開発部
採用ユニット
佐藤さん
社内公募
目指す方向性が途中で変わっても、社内公募制度でジョブチェンジが可能です。希望部署からの募集があれば挑戦でき、合格すれば異動できます。異動者は年々増加しています(2024年度は73名)。自分の手で切り拓いた経験が次のステージでのモチベーションと自信につながっています。
短期海外拠点研修
海外拠点での実務経験を通じて視野を広げ、自信を深め、将来グローバルで活躍するために必要なスキルを磨く研修です。最大90日間の研修では、若手社員向けには「体験型」、中堅社員向けには「経験・成果型」のコースがあります。海外勤務を目指す方にとって、当研修はその夢を実現するための絶好のステップです。
社内インターン
若手から中堅社員のキャリア模索期間中、部署をまたいでさまざまな業務を経験できるチャンスを提供しています。再エネ部門や発電部門など、50を超える部署で、1年を通じて時期を問わず最大3カ月間、新しい業務に挑戦できます。まずは募集部署の関係者と相談し、どのような業務か、また将来のキャリアにどう役立つかについて話し合い実施します。
グローバルスタートアップ研修
早期からグローバルで活躍するための覚悟と意欲の醸成を目的に、2024年より新入社員向けに開始しました。シンガポールの拠点訪問、フィリピンの現地エンジニアとの交流で事業理解を深めるほか、異文化理解、ビジネス提案の実践プログラムを提供。将来世界を舞台に活躍するための成長の起点となります。
社内公募制度を利用しました!
財務戦略統括部 財務開発部
M&Aアドバイザリー ユニット
茂木さん
アジア地域の再生可能エネルギー関連の事業部で、M&Aの売却案件におけるDD(デューデリジェンス)や価格交渉を経験。財務モデルやバリュエーションに興味を持ち、社内公募で現在の部署に異動しました。一事業部にとどまらない全社的な視点を身につけ、理論と経験の両面で一人前になることが目標です。
キャリアを磨く
その道を極めていく
より専門性の高いプロフェッショナル人財へ
人財開発部
キャリア開発ユニット
大本さん
国内外大学院留学制度
会社による支援のもとMBAや高度な専門知識を学び、リーダーシップや高い専門性を磨く絶好のチャンスです。国内外の大学院から自分のキャリアに最適な留学先を選択可能。
最長2年間の留学期間中に得た知識やスキルを業務で発揮することができます。フルタイム型とパートタイム型があり、フルタイム型では就学日が所定労働時間として勤務扱いとなるため、安心して学業に専念できます。自ら挑戦することで視野を広げる機会を得ることができ、JERAの成長に貢献します。
若手イノベーション研修
意欲ある社員に対するキャリア開発機会として新規事業開発やイノベーションに関する知見獲得や実務スキルの向上に資する機会を提供することを目的としています。
20代~30代を対象とした公募型となっており、選考をクリアすると、社外のビジネススクールで、新しいビジネス・イノベーションの創造やリーダーシップを体系的かつ実践的に学ぶことができます。社外の優秀な人材との交流を通じ、新たな視点、考え方も習得できます。研修で設定されている時間は業務の一環としての参加となります。
社外副業
自立的キャリア形成を支援することを目的に、条件を満たせば自由に副業ができる制度です。「スキルアップにつながった」「人脈や視野が広がった」「次のキャリアを見いだせた」などの効果があります。また副業で得たスキルを本業に活かしている事例も多数あります。2024年
留学制度を利用しています!
JERA
Global Markets
國保さん
フルタイムの海外MBA留学制度を利用しています。世界中から集まる多様な国籍・職歴・価値観を持つ人たちと、インテンシブな環境で切磋琢磨し、日々自身の成長を感じています。自分の仕事を客観的かつ相対的に俯瞰する機会にもなります。この経験をしっかりと社会に還元していきたいです。
MY PROGRESS
私たちの成長物語
JERAではさまざまな学歴、キャリアを持つ人が活躍しています。
代表して4名の社員に、仕事や会社のことについて聞きました。
インフラを担う責任を感じながら、
世界で活躍していきたい
プラットフォーム事業統括部
プラットフォーム事業部 北米事業ユニット
有園さん
【大学で電気電子工学科を専攻。入社後はアンモニア転換モデル発電所にて約2年運営とメンテナンスを学ぶ。その後、海外事業に携わるべく社内公募制度を利用し、現在は北米地域の卸電力事業の開発や管理業務を担当。】
いまも記憶に残っているのは、入社1年目で体験した石炭火力発電所の当直業務です。ふだん目にすることのない現場での作業の様子を知り、電気の安定供給にはいろいろな困難が待ち受けており、携わる人々の努力と柔軟な対応によって支えられていることに感動しました。
現在は、北米の火力アセットのマネジメント業務を担当しています。日本のプラントでは起こり得ないような電気設備のトラブルが発生することも多いですが、発生原因の究明や対応策の技術的側面を理解するために、学生時代に学んだ電気工学の知識が役に立っています。頭をひねって課題を解決していくことに、自身の成長とやりがいを感じています。
オープンで活気ある雰囲気に、
よい意味で予想を裏切られました
最適化統括部 最適化経営部
最適化経営ユニット
神原さん
【銀行の法人営業や自動車部品メーカーで海外子会社の後方支援を経験した後、23年6月に入社。会社の売り上げの大半を占める最適化部門において、収支管理など経営管理業務と、事業計画策定業務をおこなっている。】
「世界のエネルギー問題に最先端のソリューションを提供する」という他では経験できない挑戦に魅力を感じて入社しました。そのために自分に何ができるのかを考えるうえで、圧倒的な多様性と数を誇る研修は心強い存在です。
私は燃料調達〜電力販売事業の収支管理を一貫しておこなう部署に籍を置いていますが、早い段階から責任ある業務をまかせてもらいました。国籍・性別・役職・年齢を問わず、みんながオープンに意見を出し合える雰囲気があります。正直、入社前は、電力業界に対するイメージが先行し、年功序列の縦社会で個人の裁量は限定的だと想像していました。いい意味で、大きなギャップがあったと思います。
高専で学んだ基礎知識が
いまの仕事に活かされています
O&M・エンジニアリング
戦略統括部 脱炭素技術部 プラントエンジニアリングユニット
清水さん
【高専で機械工学を専攻し、2012年に入社。火力発電所の業務を8年経験し、発電所保守などを習得。その後、新規発電所建設に3年間従事し、現在は新規電源開発プロジェクトにおいて発電所の基本設計をおこなう。】
初めて火力発電所の建設業務に携わった時は、さまざまな法令に関する知識や読解力を求められ、大変苦労しました。しかし、過去事例や周囲からのアドバイス、また行政機関へのヒアリングなどを重ねて、発電所を完成させることができました。この発電所が、当時の世界最高水準の発電効率を達成した瞬間の喜びは今も鮮明に覚えています。
現在は最新鋭火力発電所の設計を担当しています。配管の材料選定などは、高専で履修した材料学の基礎知識が大いに活きていることを実感しています。今後もサステナブルな社会を目指して、クリーンなエネルギーを安定的に使い続けられる世界の実現に貢献していきたいです。
先輩のサポートのおかげで成長
今後は私が後輩を支える立場に
O&M・エンジニアリング
運営統括部 上越火力発電所
O&M機械ユニット
木之内さん
【高校卒業後、2019年に入社。初年度は、川越火力発電所(三重県)に配属され、運転業務、トラブル時の安全停止や復旧などの対応、設備のメンテナンスなどを学ぶ。6年目から上越火力発電所(新潟県)へ異動。】
職場は話しやすい雰囲気で、定期的に報告・相談をおこない、アドバイスをいただきながら、効率的に業務を進められます。問題が発生した時には早期に共有して、みんなで解決策を考えることも大切にしています。プライベートで上司や同僚とご飯を食べに行く機会もあり、日常的なコミュニケーションが仕事にいい影響を与えていると感じます。
仕事に慣れない頃は、先輩にサポートしてもらいながら、少しずつ知識や経験を積み重ねていきました。感謝の気持ちを忘れず、次は私が後輩や新しいメンバーの成長をサポートしていきます。今後はJERAの未来を築く社員として、信頼される存在になっていきたいです。
「あったらいいな」がある。
社員の成長と活躍を
支える職場環境
人財開発部
採用ユニット
北條さん
福利厚生やキャリア開発制度のさらなる充実や働き方改革などを通じて、社員が健康でイキイキと働き、それぞれの強みを発揮できる環境を整えます。
これにより、企業としての持続的成長につなげます。
ダイバーシティ推進戦略
会社のミッション達成のためには、社員の誰もが個性や能力を発揮しながら、異なる価値観を持つ人たちが対等に意見を交わし、さまざまなアイデアを組み合わせて解決策を生み出すことが必要です。
そのために、多様な人財を受容し社員がイキイキと働ける環境づくりや、フラットでイノベーティブなカルチャーの醸成に取り組んでいます。
ワークライフバランスの向上
ワークライフバランスの向上実現のために、また、社員が心身共に健康に働ける職場環境づくりのために、働き方改革を推進しています。
JERAではさまざまな休暇制度を導入しています。年次有給休暇20日間、夏季休暇3日間のほか、私傷病や育児・介護、不妊治療、学校行事への参加などの際にはライフサポート休暇を取得できます。これは年次有給休暇とは別に、入社2年目に計20日付与される有給休暇で、年次有給休暇の積み立ても可能です。
また、勤続年数10年ごとにリフレッシュ休暇が連続で最短5日、最長10日連続で取得できます。その他、結婚休暇、出産休暇、裁判員休暇、子の看護休暇、人間ドック休暇、創立記念休暇などの有給休暇があります。
育児・介護のサポート
社員とその家族の幸せのため、さまざまな支援をしています。育児休職は子どもが3歳に達する年度末までを限度に、介護休職は家族の介護のために3年間を限度に取得できます。復職後もテレワークやフレックスタイム制を組み合わせることで、バランスの取れた働き方が実現できます。
育児休職は男性社員も積極的に活用しています。2020年度まで0だった男性の育児休職制度利用者も年々増えています。
柔軟な働き方の実現
コアタイムのないフレックスタイム制(職種による)や月の半分を上限としたハイブリッド型のテレワーク制度を導入しており、自分のスタイルに合う柔軟な働き方が可能です。育児や介護の負担軽減、単身赴任の回避を目的としたフルテレワーク措置もあります。
さらに、配偶者の海外勤務に伴う海外でのテレワークや休職制度、外国籍社員の母国でのテレワーク制度などさまざまな社員のニーズに対応しています。
※フルテレワークの適用には一定の条件があります
コミュニケーション活性化
業務によらない社内の人脈形成や仕事を円滑に進めるために、コミュニケーションの機会も大切にしています。その1つが職場親睦支援制度です。
職場親睦支援制度は職場親睦行事費や、クラブ・サークル活動費を補助しています。フットサル、テニスなど50を超えるクラブ・サークルが活動しています。
「JERAファミリーデー」では、職場や事業の理解を深めてもらうために、家族やパートナーを会社に招待し楽しんでもらえるイベントをコミュニケーションの場として設けています。
また、社員の活動を表彰する制度をつくり、互いに認め合い、褒め合う組織風土を醸成しています。
育児休職を利用しました!
O&M・エンジニアリング運営統括部
西名古屋火力発電所 技術ユニット
岩崎さん
第3子の誕生に際し、長男・次男の冬休みに合わせて育児休職を利用しました。子どもたちの相手をしたりご飯のつくり置きを覚えたり、育児と家事の大変さを実感する日々でした。復帰後は、同僚に感謝し、これまで以上に周囲のサポートを意識しつつ、仕事と家庭のメリハリを大切にしています。
その他/プライベートも応援する制度
●住宅支援
・社宅、寮制度
・家賃補助
・住宅財形貯蓄 など
●生活支援・健康支援・退職年金制度
・カフェテリアプラン
・社員食堂/ランチ補助
・人間ドック(社員は無償)
・財産形成給付金制度
・退職金
・企業年金制度 など
●結婚・出産・育児支援
・結婚祝い金
・出産祝い金 など
●もしものために
・任意団体生命保険
・傷病見舞い金
・災害見舞い金
・弔事見舞い金 など