iYell - 社員がつくる福利厚生~社員ファーストから始まった100個の福利厚生へカウントダウン~

iYell株式会社は「マイホーム購入」を叶えるために必要となる住宅ローンを、テクノロジーの力で応援する住宅ローンテックスタートアップだ。「何をするかより誰とするか」を経営理念に掲げ、社員の幸せを重視している。

社員ファーストを軸とし、福利厚生の充実・活用に力を入れている企業として毎月一つずつ創業時から新しい福利厚生を導入してきた。

同社の福利厚生の導入については、ほしい福利厚生をむやみに導入するのではなく「なぜ必要なのか」を徹底的に検討することで、本当に必要な福利厚生を見極めることも大切だと考えている。そのため同社は制度の必要性から導入方法まで、研修の一環として社員が策定している。

7月20日現在93個の導入となり、まもなく福利厚生100個を迎える。7月はパパママすまいるサポートを導入したばかりだ。このパパママすまいるサポートは、こども預かりサービス費用の一部を補助する制度だ。パパやママである社員がリフレッシュして少しでも心に余裕が持てるようにと社員からの声で、この制度が新設された。

働く母1000人実態調査~健康、子育て、働き方~調査結果報告書*1により、子育てにおいて特につらいと感じることはなにか、というアンケートでは84.2%の回答があった、「日々の時間のなさ」に注目し、社内で子供がいる社員へアンケート調査を行った。実際、89.1%の社員から自由時間がないという回答があった。

Journal of Personality and Social Psychologyにおいて、カリフォルニア大学の研究グループが発表した論文によると、「自由時間は多すぎても少なすぎても、主観的なウェルビーイング(well-being:幸福感)は高くならない」という。

1日のうちの2時間までは、自由時間が長くなるほどウェルビーイングは高まる。しかしそれを超えると横ばいになり、5時間を超えると逆に有意に低下してしまうという内容が書かれていた。それを受け、今回導入した同制度では、2時間程度のこども預かりサービス費用を補助することで、パパやママである社員の自由時間を増やすことを目的としている。

今後の展望としては、社員がつくる福利厚生がまもなく100個を迎えることを記念し、カウントダウンを行う。

スタートアップ企業の働き方にまつわるイメージには「残業が多い、休日や福利厚生が少ない」などネガティブなものも少なくない。そんな中、同社は社員の幸せを追求しつつ、働きやすさと働きがいの両方を感じられる企業にしていくために、これからもスタートアップ企業の働き方をアップデートされたイメージを発信していく。

 

(WOMAN ウェルネスプロジェクト「働く母1000人実態調査」より引用)
https://happy-woman.jp/surveyof-1000workingmothers/

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