キンコーズ・ジャパン株式会社 - 想いをカタチに、世界に彩りを。オンデマンドソリューションでサステナブルな社会を実現する

キンコーズ・ジャパン株式会社(本社 東京都港区 代表取締役社長 渡辺 浩基)は、プリント・製本・ポスター印刷などをオンデマンドで提供するサービスを展開している。2012年6月より、コニカミノルタグループに加わり、「想いを創り、伝えるに寄り添い、世界に彩りを」を経営理念に新しい価値を創造し続け、今年で創業から32年目を迎える。

クライアントのライフとビジネスに寄り添い、サステナブルな社会を実現するオンデマンドソリューションサービスのサプライヤーとしてさまざまなお客様からパートナーと認識されることを目指している。

有人接客型プリントサービスのキンコーズ及びコワーキングスペースの「ツクル・ワーク」といった店舗運営事業をはじめ、顧客の業務改善を支援するプラットフォームソリューションの開発・運用支援を行うデジタルソリューション事業、屋内外・展示会の出展向け大型インクジェット出力・加工・施工から、ショッピングモールでの販促支援室の運営、セールスプロモーションにおける企画立案・デザインなどのマーケティングサービス事業と多岐にわたるサービスを展開している。

キンコーズの店舗は全国に38店舗あり、さらに同社が運営する「ツクル・ワーク」は、コワーキングスペースとしての活用だけではなく、イベントの開催やさまざまなアーティストの作品を展示することも可能だという。こちらは新宿の都庁近くにあり、ビジネスパーソンやアートに関連する人たちに活用されている

サステナビリティ推進の指針 5つのマテリアリティを特定

同社は、ミッションの一つとして「私たちは、期待を超えるオンデマンドソリューションの提供を通じ、サステイナブルな社会の実現に貢献します。」を2020年に掲げ、サステナビリティ経営を進めてきた。

中長期視点での経営戦略として、同社及びステークホルダーにとって重要度の高い対応すべき課題をESGの観点から総合的に評価し、企業価値の向上に向け、特に優先して取り組むべきテーマとして5つのマテリアリティを特定。

その5つのマテリアリティのテーマとして、「地域共創」、「エンゲージメント」、「サプライチェーン」、「環境と資源」、「ガバナンス」を設定した。

設定の際、コニカミノルタグループである同社は、コニカミノルタの5つのマテリアリティ「働きがい向上および企業活性化」「健康で高い生活の質の実現」「社会における安全・安心確保」「気候変動への対応」「有限な資源の有効利用」を基盤とし、さらに当社の独自性を加味した。

サステナビリティ推進の発足

同社のミッションとサステナビリティを推進するためのエンジンとして、今期からはサステナビリティ推進部が発足。同社社長である渡辺氏が部長を兼務し、さまざまな取り組みを行っている。

「キンコーズは特定した5つのマテリアリティに基づき、オンデマンド事業の強みを活かして、今後も社会のサステナビリティに貢献する取り組みを進めていく」

また、オンデマンドは究極のエシカルだと渡辺代表はいう。

「コピーサービスからの歩みでオンデマンドに特化したビジネスを追求してきた。一枚、一部、一つから、無駄を生まないビジネスが創業のDNA」

31年前の創業当時から、必要な時に、必要な分だけ生産することができるオンデマンドソリューションは、起業家やクリエイターなど小ロットでの製品が必要な人たちにもしっかり寄り添っている。

社内外のパートナーと手を組み、さまざまな課題を解決

同社はブランドスローガンとして「PARTNERS」を掲げる。自社だけではなく、社内外のパートナーと手を組み、色々な課題を解決できるよう横の連携を意識しながら事業に取り組む。

SDGsに力を入れている自治体や、地域で活躍するアーティストなどと協業、協賛し自社の可能性を押し広げる取り組みにも力を入れている。

産学連携といった観点から、店舗の近くにあるデザイン系の学校の学生向けにカリキュラムをつくり、出張講座なども開催しているという。

「伝える手段が多様化した現代において、我々の伝える手段を学んでもらい、これから伝えるプロフェッショナルとしての一歩目を踏み出す学生をサポートしたいと考えている」

その中でもキンコーズ・ジャパン、株式会社竹尾、武蔵野美術大学基礎デザイン学科の3者で「これからのオンデマンド」という産学共同プロジェクトとして昨年4月から約2か月にわたり活動していた。

オンデマンドプリントの可能性から未来を考える企画事業から始まったこのプロジェクトでは、学生に特別授業や工場見学を行った後、そこから学生が自ら作品を創作。当初プロジェクトではグッズ化していなかったが、そこで生まれた魅力的な作品たちは、実際に利用することで社会を明るくする機会になると捉えた。そこで産学共同制作の母の日グッズとして同社が生産、配布が実現したのが、「想いが芽生える、花束型レター」だった。

その後、同社直営店で無償配布のため800セットを用意したが、商品は瞬く間に母を想う人たちの手に渡った。

「実務にかなり近く、伝えるを学び、想いをカタチにすることの楽しさを学生に知っていただけた。学校の方の反響も大きく感じられた。」と広報の杉山さんは言う。同社のこの取り組みは、地域共創という観点から、さまざまなつながりとそこからの今までにない価値創出が見込まれる。

一人ひとりが輝き、そして想いを創造する組織

同社は毎年4月にキックオフを兼ねて全社ミーティングを開催している。そこで23年度は社員を全員表彰するという取り組みを初めて行った。社員の所属する部署の上長が、部署のメンバーに賞をつけるといったもの。社員一人ひとりの個性を認め合うことで、より働きやすい環境を作っていくことが目的だ。

また若手社員も活躍できる環境が同社にはある。店舗でのアーティストコラボのSNSライブ配信などの企画を立て実行したことで、キンコーズの実店舗スタッフとの連携が生まれているという。

「私たち自身が、お客様の想いも自分の想いもたいせつに、それをカタチにできるところが強みであるとも考えている。仕事のやりがいとして、モノづくりを上げている社員が多く、実際に創作活動もしている印象がある」

キンコーズの名称は、創始者であるポール・オーファラのあだ名であった“kinky hair”に由来するという。著書に、「夢は、『働きがいのある会社』を創ること。」がある。創始者の想いを体現している同社。サステナビリティ経営を軸に、これからもクライアントの“伝える”と“叶えたい想い”に寄り添い、今と未来にさまざまな彩りを生み出していく。