SDGパートナーズ有限会社 共創の働き方がつくるSDGsの「その先」の未来 ~サステナビリティが生み出すthinkする共創空間~

サステナビリティに特化したコンサルティングファーム、SDGパートナーズ有限会社(代表取締役CEO 田瀬和夫 以下「SDGパートナーズ」)。企業、政府、自治体、国際機関、NGOなどさまざまな主体を「つなぐ」ことにより、SDGsが描くウェルビーイングの実現を追求している。同社はSDGsの世界観を、「世代を超えて、すべての人が、自分らしく、よく生きられる」世界と解釈し、実現のための取り組みを進める。

SDGs全ての概念を活かすビジネスとして今回、ニューヨーク発祥のサステナブルカフェ“think coffee”の誘致にも成功。2021年、SDGパートナーズの子会社としてThink Coffee Japan株式会社を設立し、2023年6月に東京の神田錦町に日本第一号店を開店した。think coffeeは、創業の地アメリカに11店舗を構えるほか、韓国にも1店舗を展開している。

同店のコンセプトは、コーヒートレードをめぐる社会的責任や世界の持続可能性への思いを深めることにある。さらに、日常の行いの中で「考えて」行動に移すこと、それこそがより良い世界づくりにつながる。そういった気づきが自然に促されるような場をつくることだ。

国連職員としてSDGsを知り尽くす代表「新たな挑戦」

代表の田瀬氏は、2001年より2年間、緒方貞子氏の補佐官として、「人間の安全保障委員会」事務局にて勤務し、国連の職員として活躍した経験の持ち主だ。SDGsの採択は2015年。どこにいてもSDGsの交渉の話が出てくるほど注目度が高かったという。

認知がそれほど進む以前から、SDGsはビジネスとしても活かせる概念だと田瀬氏は考えていた。そして2017年に独立、SDGパートナーズを設立した。

今回、田瀬氏は街づくりへの貢献にも挑む。think coffeeが入るビルは、6階建て築50年の岡田ビル。老朽化しており、もう壊すしかないといわれていたが、建築状態を見たビルオーナーの安田不動産の社員が、ポテンシャルがあると判断し、「再生建築を施せばまたビルが生き返るのではないか」と、再生建築を実行。

そして、田瀬氏が全面プロデュースするビル再生プロジェクト「神田SDGsコネクション」「岡田ビル」が生まれた。当時の赤い柱はそのままに、蘇った躯体をもって共創の場を拓いている。

共創を生み出す働き方

think coffeeプロジェクトを支えるメンバーの働き方はユニークだ。開店準備の中心となったのは親会社であるSDGパートナーズのメンバーだが、同社では10名ほどの正社員の他に、他の組織に所属し兼業や副業といった形で参画しているメンバーも多い。

代表の田瀬氏いわく、「1に人柄、2に人柄、3,4がなくて5に人柄」。徹底した「人柄重視」で、勤務日数などは問わない。その根底にあるのはここでも、「すべての人が、自分らしく、よく生きられる」というSDGsの世界観だ。週に3日だけ、1日だけの勤務でも採用を決めたら正社員としてオファーする。正社員というとフルタイム勤務を想像しがちだが、法律上の定義はなく、一般的には無期雇用契約のことを指している。例えば週3日は雇用契約で働き、その他は自分の会社のCEOの顔をもってもよいとしている。

伝え方を大切に、心理的安全性が担保された職場を目指す

コンサルティング会社は、クライアントワークにより仕事量も多くなりがちだ。メンバーがうまくコミュニケーションをとりつつ、フレキシブルに連動して機能していくことがキモとなる。そこには心理的安全性が担保された環境づくりが不可欠だ。

そのための仕組みとして、お互いの下の名前で呼び合うことや、メールでの連絡ひとつをとっても、丁寧に対応するということがある。田瀬氏は社内向けのメールでは、内容に応じて、「!」や「♪」などの符号も多用する。ノンバーバルなコミュニケーションで引き起こされがちな「無用な委縮」を招かないための配慮だ。

think coffeeが生み出す街の共創

国連でSDGs策定を主導してきた田瀬氏のノウハウを活かし、think coffeeの店内には一見してそれを感じさせないSDGsの概念がさまざまな面でちりばめられている。それらのひとつひとつが、同社の目指す「サステナブルであること」を体現している。

今後は店舗の各所にSDGsの要素を導入していく。居心地の良さと「世界一サステナブル」の両立を実現するため、リユーザブルカップやコンポスト、家族と友人の集まる場を実装していく予定だ。

「『欲』から『徳』への転換期です。ゼロサム課題の解決、さらにその先にある『徳』の実現には、『在りたい姿』からの逆算が必要。多くの苦しみや悲しみを乗り越えて、この文明が次の段階に進めるような変容を促進していきたい。」

人にフォーカスし、一緒に成長していくという意識が未来に対しては必要だ。生態系全体として一緒に成長していく視点、それは人だけではなく企業という組織の“心の成長”にも寄与するかもしれない。それは未来に対して必ずサステナブルな世界をつくる礎となっていくだろう。

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