
代表取締役社長
椙下 秀昭さん
多様な人材が集まることで社員の成長が促され、企業価値を高める好循環が生まれる。技術の信頼性を支える組織づくりを進めてきた、MHIソルテックのDEI推進の歩みについて、椙下代表に伺いました。
未来を見据え、風土改革へ
どんな最先端技術も、誰かが試し、データを積み上げることから始まります。当社は、「三菱重工グループの実験室」として、グループの製品開発を技術で支えています。
多彩な事業開発の基盤となる技術の信頼性を高めるため、社員はひたむきに実験に取り組んでいます。事業の特徴から、当社には与えられた業務に対し、誠心誠意取り組む社員が多いのですが、一方で受け身になりがちな風土が長年の課題でした。テクノロジーが進化し、人々の欲求が複雑化する中で、会社や三菱重工グループ全体を成長させていくためには、個々が主体的に考え、自ら行動する姿勢が欠かせません。
この問題意識から、2016年に始動した女性活躍推進ワーキンググループ(WG)を発端に、社内の風土改革に取り組んできました。私が社長に就任してからは、ダイバーシティ推進に活動を発展させ、休暇制度の拡充、シニア活躍の機会の創造、チームコミュニケーションの推進、心理的安全性の向上など社員の多様な働き方を支援し、互いにワンハートで助け合える組織づくりを進めています。
多様な人材は、提供価値の源泉
これらの取り組みの目的は、社員が生き生きと安心して働く環境づくりにあります。多様な働き方が広がり、さまざまな人材が集まることで、異なる視点で物事を考えるきっかけが生まれる。それは、個々の視座を高め、人間としての成長につながります。
互いにワンハートで高め合う多様な人材は、当社の提供価値の源泉です。その価値には、実験やシミュレーションの結果そのものだけではなく、そこに至るまでの技術者の知見や努力も含まれます。「その結果をどのような組織が生み出しているのか」という点が、サービスの価値を高めるのです。
現在は、取り組みの内容を社外へ積極的に発信しています。ポジティブなブランドイメージは、企業への信頼となり、さらに社員のやりがいや誇りにつながる好循環を生み出します。ダイバーシティの取り組みは、この大きなスパイラルの中の一部。一つひとつの取り組みの積み重ねが、三菱重工グループや社会に信頼される会社をつくっていくのです。
MHIソリューションテクノロジーズってこんな会社!
MHIソリューションテクノロジーズ(MHIソルテック)は、三菱重工グループ256社で唯一の総合研究所直轄のエンジニアリング会社です。グループで手がける幅広い開発事業を実験、計測、解析、設計、システムでサポートする、いわば「三菱重工グループの実験室」。深海から陸上・宇宙まで多岐にわたるニーズに幅広い技術で対応しています。
総合研究所から業務を委託されていた各地のエンジニアリング会社を統合しながら成長してきた経緯から、本社を兵庫県高砂市に構え、長崎、広島、三原、高砂、神戸、名古屋、東京、松江に拠点を持ちます。異なる企業文化を残しながら、一つにまとめる過程で、多様な価値観を受け入れる風土づくりに取り組み、性差やライフステージを超えた働きやすさを実現しています。
『こんな会社で働きたい こんな会社で働きたい DEI編2』
クロスメディアHR総合研究所著/クロスメディア・パブリッシング刊
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