2026.10.16

株式会社 類設計室 人材活性チーム対談
事業も世代も超えてつくる
あなたの挑戦に伴走する組織へ

ひとつの事業部の課題解決から始まった挑戦は、全社を巻き込む組織づくりへと広がっています。現場との対話を重ね、人の活力を引き出す仕組みづくりに挑む人材活性チーム。その現在地と未来を語ります。

設計事業部 ディレクター
柴田さん

経営統括部 広報人材課
山本さん

経営統括部 広報人材課
西本さん

地域共創事業部 開発課
井川さん

危機感から始まった、人材活性チームの挑戦

柴田:人材活性チームの原点は2021年に遡ります。当時は設計事業部でトラブルが相次ぎ、組織の空気も決して良いとは言えませんでした。そんな危機感の中で、事業部長から「集団づくりへの想いを再生しなければ、この課題は本質的に解決しない」という言葉がありました。それをきっかけに、一人ひとりの「もっと役に立ちたい」という想いを引き出す組織づくりが始まり、その実践を全社へ広げるため、事業部横断の「人材活性チーム」が発足しました。

井川:メンバーに選んでもらい光栄でしたし、期待に応えたいと感じました。若手でも、こうした役割を与えられ、チャレンジしやすい環境があるのは、類設計室に「自分たちの生きる場を自分たちでつくる」という風土があるからだと感じています。

西本:大きな方針を立てて動き、現場での生々しい反応も共有しながら、チームで連携しています。

山本:ただ、全社展開は一筋縄ではいきませんでした。最大の壁は事業部ごとの特性の違いです。たとえば、私が所属していた教育事業部は常に現場に子どもたちがいて、働き方も異なります。繁忙期に「一律の仕組みを運用して」といっても無理がある。押し通そうとすれば、かえって担当者の活力を削いでしまうことに気づかされました。

西本:言葉の選び方ひとつでも、反応はまったく変わってきます。現場を見ていても、戸惑いの表情なのか、それとも「これには可能性がある」と感じてくれている表情なのか。そうした反応を最後まで見逃さず、きちんとお伝えし切ることが何より大事なのだと、身をもって実感しています。

柴田:共有できた手応えがあるのに実動がうまくいかない。その原因は、互いに腹を割って話せていなかったことだと気づいたんです。そこで、方針や仕組みよりまず先に、状況を聞き合おうと、不平不満を含めた課題意識をさらけ出す場をつくりました。

「設計でも、かつて同じ壁にぶつかったんだ」というような実体験を共有することで、ようやく「それならうちの事業部でもできるかも」と、みんなが自走し始めた。単に「良いこと」や「正解」を言い合うのではなく、課題をさらけ出して、そこにノウハウをつなげていったのが、大きなターニングポイントでした。

西本:こうした地道な積み重ねが実を結んで、昨年のアンケートではエンゲージメントスコアで全企業トップクラスの数値を獲得できました。これは本当にうれしい成果ですし、今後はこの成功体験を社外へもどんどん発信していきたいですね。

山本:人の活力が技術を高め、その成果が再び一人ひとりの活力へと返ってくる。そのような循環を生み出し続けたいと思っています。現在は、人材情報の一元化やAI・DXの活用も進めており、個々の強みを最大限に発揮できる組織にしていきたいと思っています。そして10年後、弊社は従業員数を3倍にする目標を掲げています。

井川:そのためにも私たち若手が先頭に立ち、引っ張っていく必要があると思っています。壁にぶつかった時に先輩からかけてもらった「あの言葉がうれしかった」とか、アドバイスをもらって「次にやるべきことが見えた」といった経験が本当に支えになりました。そういった実感をしっかり吸収して、今度は自分たちが次の世代を育てていく。そんな良い循環をつくっていくことが、私たちの目指す姿だと思っています。

柴田:人数が3倍にまで増えれば、どうしても組織のまとまりを保つのが難しくなり、バラバラになりやすくなってしまいます。その規模になっても一人ひとりの活力を維持し続けるために、仕組みをさらに進化させていかなければなりません。「自分たちの生きる場を自分たちでつくる」。そのために、このチームでの挑戦を一つひとつ丁寧に積み上げていきたいと思っています。


建築設計を起点に、教育、農業、地域共創へと事業領域を広げながら、新たな価値を生み出し続ける類設計室。その成長を支えているのは、事業の拡大だけではありません。「自分たちの生きる場を自分たちの手でつくる」という創業以来の理念のもと、一人ひとりが当事者として考え、挑戦し、多様な仲間と共創する文化が根づいています。

社員全員が経営に関わる「全員経営」、事業部の枠を超えて価値を創造する共創プロジェクト、人の活力を引き出す組織づくり――。成長は、人の活力から生まれ、革新は、人と人との共創から生まれる。その考えを実践し続ける類設計室の今と、その先に描く未来をひも解きます。


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クロスメディアHR総合研究所編/株式会社クロスメディア・パブリッシング刊

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