
代表取締役社⾧
ジャン-ピエール・シャリトンさん
日本を「インスピレーションの源」と語るシャリトン代表。審美眼を持った消費者と、さまざまなブランドがひしめき合う日本のビューティ市場で挑戦を続けています。同社が目指すのは、「世界をつき動かす美の創造」。自らを成長させ、実力を発揮すれば、世界で活躍する舞台がある――社員に約束する国際的なキャリアとそこで求める人物像には、世界を牽引するビューティカンパニーとしての責任が表れています。
日本人の「美」は“生き方”
日本は特にスキンケアの分野における先進国のひとつです。たとえば、イギリスでは洗顔と保湿というシンプルなケアが一般的ですが、日本のスキンケアでは多くの製品を使用し、洗練されたルーティンがあります。メイクも、素肌感を大切にし、化粧していないかのような「ノンメイクアップ風のメイク」が主流です。
それは、日本人が「美」を表面的なものではなく、ホリスティック(全体的)なものとして捉えているからかもしれません。顔に塗るだけでなく、食べもの、飲みもの、生活の仕方すべてがビューティケアに含まれます。
つまり、「美」を生き方だと考えている。日本では、「武士道」に代表されるように、物事を極めることを「○○道」と言いますね。「美容道」もそのひとつです。「美」をとことん追求する日本人の姿勢からは深みや奥行きが感じられる。そうした日本人の姿勢は、私やロレアルにとって「インスピレーションの源」です。
イノベーションが動かす日本の美容市場
日本はビューティ業界の市場規模で世界第3位を誇ります。数万ものブランドが存在し、非常に競争が激しい。化粧品だけでなく、美容サプリや美容機器、ヘア領域などのマーケットも充実しています。
それは、消費者が常に新しいものを求めているからです。社会や自然環境の変化に応じて、期待はどんどん変わっていきます。高齢化が進めば、健康に美しく歳を重ねたいという欲求はより高まるでしょう。気候変動で夏の暑さがいっそう厳しくなれば、新たな環境に対応したケア製品が求められるようになります。企業はそうした期待に応えて、イノベーションを起こし続けなければいけません。
日本のビューティ業界は、市場の要求に応えるように、イノベーションのエコシステムが確立しています。OEM(納入先商標による受託製造)による化粧品製造の規模は世界最大級で、産業間をまたいでのコラボレーションも活発です。
こうした日本市場の特徴は、研究開発のレベルの高さにも表れています。たとえば、ロレアルグループ傘下のブランド「ガルニエ」で南米を中心に大ヒットした保湿製品の成分は、日本で開発されたもの。ガルニエは、その製品の世界中での販売を決め、他ブランドからも注目を浴びています。

「人」はプロセスを超える
こうした競争の激しい市場を牽引していくロレアルの人材育成は、「人」が中心にあります。一人ひとりの可能性に合わせて最適化する、テーラーメイド。決まったプロセスはありません。むしろ、個人が生み出す創造性や付加価値こそ、企業に存在するさまざまなプロセスに影響を与えると考えています。
日本の社員たちには、非常に高いエンゲージメント力があります。意欲的で「やってみよう」という気持ちが強い。既存の枠組みを超えて、クリエイティブに考えることも得意です。彼らには、世界に通用する高いポテンシャルがあると感じています。
私のモットーは、「メイク・ジャパン・シャイン」。日本の開発力や日本の社員たちのすばらしさを世界に示し、もっと輝かせたい。
ロレアルには、世界を舞台にキャリアを積むチャンスがたくさんあります。日本でHRディレクターを務めた社員が、南アジアから北アフリカまで35カ国・8,500人の人事を統括するポジションに抜擢された例もあります。まずは国内で実力を発揮することで、国際的に活躍する道が開けるでしょう。
時代の先頭を切っていく
当社が社員に国際的なキャリアを提供するということは、逆に言えば、そうした環境で自らを成長させられる人を求めているということです。
ロレアルは非常に多様性に富んだ組織です。入社1日目から、海外拠点の社員と話したり、打ち合わせしたりする。ジェンダーや年齢、LGBTQA+の側面からも、豊かな個性を持つ人々と共に仕事をすることになります。
こうした環境は、日本の伝統的な企業とは異なるかもしれません。私たちは、時代の先頭を切って進もうとしているのです。それは、カーボンニュートラルの実現や、世界中で雇用を生み出すグループの広がりにも表れていると言えるでしょう。
ロレアルのパーパスは「世界をつき動かす美の創造」です。新しい「美」の提案を通じて、世界をつき動かしていく。これが地球と世界市民に対する私たちの責任なのです。

日本ロレアルってこんな会社!
フランス・パリに本拠をおく世界最大の化粧品会社ロレアルグループ。その日本法人が、日本ロレアルです。1963年に日本で事業を開始して以来、日本市場における製品の輸入・販売・マーケティング、研究開発や製造まで幅広く展開しています。競争の激しい日本のビューティマーケットにおいて、最先端の研究開発力とマーケティング力を強みに、革新的で高品質な製品やサービスを追求。ロレアル パリ、シュウ ウエムラ、キールズ、イヴ・サンローラン・ボーテなど20のグローバルブランドを日本と世界の消費者に届けています。 オフィスではさまざまな言語が飛び交い、国際的なキャリア形成の機会がすべての社員に開かれ、グローバル企業の代表とも言える同社。「世界をつき動かす美の創造」をパーパスとして掲げ、DE&Iやサステナビリティに積極的に取り組み、美を通じて社会に貢献する企業として、存在感を高めています。
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