2026.07.17

ランスタッド株式会社 公平・多様性・インクルージョン(EDI&B)の推進
多様性を「当たり前」に誰もが自分らしく活躍できる環境

人事本部 EDI&B エンプロイヤー
ブランディングマネージャー
土橋さん

ランスタッドでは、ボトムアップでEDI&Bを推進しています。誰もが自分らしく活躍できる環境をどのように育てているのでしょうか。EDI&B/エンプロイヤーブランディングマネージャーの土橋 直子氏にお話を伺いました。

ランスタッドは「世界で最も公平で専門性を備えた人材サービス会社になること」をグローバルビジョンに掲げます。その実現に向けて「EDI&B」を理念にとどめず、現場からボトムアップで推進する取り組みを実施。EDI&Bを単なるスローガンではなく経営戦略に位置づけているからこそ、施策を推進することができています。

その中心にあるのが、「ERG(従業員主導グループ)」と「EDI&Bアンバサダー」です。「ERG」は8つのテーマごとに社員が集まり、さまざまな活動を行う場です。社内では情報共有や勉強会、当事者を招いたパネルディスカッションなどを実施し、さらに社外向けのイベント開催や啓発活動にも取り組むなど、社内外を問わず幅広く活動しています。

「EDI&Bアンバサダー」は、本社から日本全国にある支店まで、EDI&Bカルチャーを浸透させたい想いをきっかけに生まれました。現場では「自分の周りに当事者はいない」と、どこか他人事として捉えられているケースもあり、そうした空気感の中では、たとえ当事者がいたとしても声を上げにくくなってしまいます。そこで、各支店にアンバサダーを配置し、本社のEDI&Bチームと連携し、ボトムアップでカルチャーの醸成を進めています。

一方で、社員それぞれが日々の業務で忙しい中、仕組みがなければ、ボトムアップの活動を継続することは簡単ではありません。だからこそ、社員のやりたいことを実現し、意見を吸いあげる仕組みを会社が用意することが重要です。さらに、人事が継続的にサポートを行い、組織として育てていくことも大切にしています。ランスタッドには、EDI&Bに限らず、自発的な行動や意見が歓迎されるカルチャーがあり、マネージャー陣も積極的にサポートします。年齢や役職に関係なく、誰もが自由に意見を提案できるフラットな組織です。

このような活動を通じて、当事者やアライの声を会社の制度や風土に反映させながら、社員一人ひとりが主体的にインクルーシブな職場づくりに関わることができます。その結果、社員が自分らしくいられる安心感や、居場所があるという実感が生まれ、さまざまなバックグラウンドを持つ人が活躍できる環境につながっています。結果的に仕事においても、より力を発揮できる心理的安全性の高い環境を生み出しています。

私が推進担当になりたての頃、とあるセッションを開催しました。終了後、「涙が出た。これまでつらいこともあったが、会社が自分たちをサポートしてくれると知って感動した」と、ある社員から連絡をいただいたことがありました。私自身、女性であり母であるという当事者の一人として、自分とは異なる困難を抱える方々の隣に立つ『架け橋』となって活動を推進することで、誰かをサポートすることができる。そう確信したことが、私の大きな原動力になっています。

今後もランスタッドは、EDI&Bの推進に取り組んでいきます。誰が当事者であるかを意識するのではなく、誰もが同じように力を発揮できる。簡単なことではありませんが、そうした環境を「当たり前」にしていくために、これからも一人ひとりが活躍できる職場づくりを進めていきます。


働き方先進国、オランダに本社を置くランスタッドは、世界39の国と地域に展開する世界最大級の総合人材サービス会社です。国内に92拠点を構え、「世界で最も公平で専門性を備えた人材サービス会社」というビジョンのもと、誰もが仕事を通じて真の可能性を発揮できる社会を目指しています。最大の特徴は、Equity(公平性)を最優先する「EDI&B」の推進です 。全員に同じものを与える平等ではなく、個々の状況に寄り添い最適化されたサポートを提供することで、人材の潜在能力を最大化させています。

社内では成長やウェルビーイングなど5つの柱からなる独自の「EVP(従業員価値提案)」を定義。従業員主導の活動(ERG)や障がい者の定着支援など、多様な人材が自律的に挑戦できる環境を整備しています。自社の知見を活かし「EDI&B戦略パートナー」として他社のダイバーシティ経営も支援し、インクルーシブな未来を牽引する企業です。


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