
女性活躍推進は、次のフェーズへ。
制度が整っても、キャリアの迷いは消えない──。
J:COMが向き合ったのは、「管理職になる/ならない」を決める前に、まず自分自身を知るというプロセスでした。その実践が、「Career Grounding(グラウンディング)」です。

人事本部 人財開発部長
難波 結花さん
キャリアを描くための土台づくり
J:COMでは時短勤務やテレワーク、育休制度の整備に加え、アンコンシャス・バイアス対策や復職支援など、「制度」と「風土」「意識」の両面から改革を進めてきました。その結果、「男だから」「女だから」ではなく、一人ひとりの能力や経験を「個体差」として捉える意識が社内に浸透し、女性管理職比率も着実に上昇しています。
一方で見えてきたのは、制度や登用機会が整っても、「自分のキャリアをどう描けばよいかわからない」という声が、20~40代の女性を中心に根強く存在しているという現実でした。これまでの施策は、管理職になることを前提に「マインド」や「知識」を提供する、いわば“方法論”が中心であり、受講者の意思や現在地を必ずしも前提としない構造になっていた面もあります。
重要なのは「平等」ではなく「公平」
そこで26年3月に初めて実施したのが「Career Grounding」です。管理職になることを前提とするのではなく、まずは自分自身の強みを知ることで、どんな環境でも(ライフステージが変化しても)発揮できるキャリアの“土台”を整える。キャリアの答えを出す場ではなく、判断に必要な情報と考える機会を提供し、選択は本人に委ねる――そんな設計のワークショップとして実施しました。
重要なのは「平等」ではなく「公平」です。同じスタートラインに立てるよう後押しをしながらも、何より大切にしているのは本人の意思です。これまで「管理職」という言葉が、必要以上に高いハードルとして受け止められてきた側面もありました。しかし、「管理職」は特別な存在ではなく、あくまでも「役割」に過ぎません。その「役割」を担うチャンスが訪れた時、十分な自信や覚悟が整っていなくても、まずはやってみるという選択があってよいと考えています。
「Career Grounding」は、女性活躍施策の次のフェーズを象徴する取り組みとなりました。
Career Grounding レポート
開催:2026年3月 参加者:女性社員 約50名(20~50代、非管理職)※希望者による参加
■第一部 パネルディスカッション

部長職の女性2名が登壇。管理職のリアルな経験や迷いを共有し、「こうあるべき」という思い込みを解消
■第二部 ワークショップ

これまで自然に担ってきた役割や周囲から期待されてきたことを言語化し、自分の強みを再認識
参加者の声



JCOM株式会社ってこんな会社!
J:COMは、ブランドメッセージ「あたらしいを、あたりまえに」を掲げ、ケーブルテレビを起点に、映像・通信を中心とした多様なサービスを展開。地域に根ざし、人々の暮らしを支えてきた企業です。
人と地域をつなぐ存在——。単なるサービス提供にとどまらず、地域社会に新たな価値を生み出し続けています。その基盤にあるのが、多様な人財が力を発揮できる環境です。ライフステージに応じた柔軟な働き方、組織や立場を超えて支え合う風土が、一人ひとりの挑戦を後押ししています。社員の多様な視点と経験が、新たな価値創出へ。そして、それが地域社会への価値提供へとつながっています。本企画では、DE&Iをテーマに、J:COMで働く人々の挑戦と成長、そしてその土台にある「つながり」の力に迫ります。
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