
プロフィール
執行役員 コンサルティング本部本部長
寺嶋 高光
国内大手Sler、外資系ERPベンダーを経て2002年、電通国際情報サービス(現:電通総研)に入社。2013年ISIDビジネスコンサルティングの創業メンバーとして参画。2021年代表取締役社長に就任。2024年電通総研に合流し、現職。
シンクタンク×コンサル×SIで「社会進化実装」へ。そのために必要なコンサルタントの「専門性」はどのように磨かれるのか。
※『徹底解剖! 総合コンサルティングファーム就職・転職ガイド』(クロスメディアHR総合研究所著)から一部を抜粋し、掲載。
「3要素」が揃った社会をつくる
定型業務がAIに代替されていく中で、コンサルタントに求められるのは、変革の「起点」をつくり出すこと。そのうえで、単なる構想にとどまらず、変革実現と成果の獲得に最後まで伴走することこそが、この仕事の真の価値だと考えています。
私たちの事業コンセプトは「社会進化実装」です。そのために必要なのが、「シンクタンク」「コンサルティング」「システムインテグレーション」の機能を連携させ、企業活動の根幹である「価値創出」と「顧客体験向上」の両面から最適なソリューションを提供するとともに官庁や自治体、研究機関などに提言することで社会や生活者の進化に寄与することです。
たとえば製造業の場合、市場に商品を提供し、生活者の要望や困りごとを集めて次の商品に活かすまで、数年のサイクルを要していました。しかし現代のスピードでは、それでは間に合いません。即座に情報を集め、高速に改善するサイクルが必要です。
これを実現するには、デジタルテクノロジーが不可欠です。シンクタンクが社会・生活者の課題を調査・提言し、コンサルティングがビジネスモデルを定義し、システムインテグレーションとともに実装を支援する。この一連の流れを高速に回すことで、変革を実現します。
1:「イノベイティブな社会」。人口減少の下でも成長に必要な、新しい価値や新事業、新市場が創造される社会。
2:「持続可能な社会」。利益追求だけでなく、気候変動対応や働き方改革など、非財務資本を重視した経営への変革。
3:これらを支える「デジタルトラスト」。データの改ざん防止やAI認証など、デジタル上の信頼性を担保すること。 このような「社会進化実装」を実現していくことこそが、当社の役割です。

「お客さまのため」が成長のカギ
当社は少数精鋭でプロジェクトを進めます。ひとりが経験する業務の幅や深さ、裁量が非常に広く、何かを成し遂げたときの達成感や学びも大きい環境です。加えて、電通グループとの連携も特徴です。われわれの「シンクタンク」「コンサルティング」「システムインテグレーション」の機能に加え、電通が持つネットワーク、プロデュース、クリエイティブの力を組み合わせて社会変革を仕掛ける。このようにダイナミックに新しい社会を起こしていく経験は、他社ではなかなかできないでしょう。
こうした環境の中で、コンサルタント自身は専門性を研いでいく必要があります。なぜなら、専門性の軸こそが、AIに代替されない価値として顧客や社会から強く求められるからです。時間をかけていたレポートも、新人がAIを使えば同レベルのものが出せてしまう世の中です。しかし、その内容の良し悪しや、企業や社会にとって受け入れやすいのか、そうではないのかという判断は、自分で見極めなければいけません。
たとえば製造業のエンジニアリング領域、サプライチェーン領域、マーケティング領域など、自身の強みや軸とする領域を持つことが重要です。そうすれば時流に合わせて、サステナビリティ、経済安全保障、デザインなど異なる専門性を足していくことで幅を広げることができます。
環境を用意するのは、会社の役割です。当社では、若い内からプロジェクトチームの中および組織の中で広範囲かつ密度の濃い情報に触れ、コンサルタント同士で学ぶことができます。また、社内の情報基盤に加え、海外の展示会に参加するなどリアルな情報に触れる機会も大切にしています。
そのうえで必要なのは、目の前の仕事にきちんと向き合うこと。「社会をよくしたい」「お客さまを成長させたい」というベクトルを持っていれば、必然的に複数の専門性を獲得できるようになると思います。
「徹底解剖! 総合コンサルティングファーム就職・転職ガイド」
クロスメディアHR総合研究所/クロスメディア・パブリッシング刊
ありそうでなかった「総合コンサル志望者」のための一冊
本書は、読者の方々が自分に合った企業を見つけ、適切なキャリア戦略を立てるために、実践的な情報を提供します。
たとえば、就職・転職者が知りたい、業界の全体像、今後の展望、キャリアパス、注目企業、働き方、選考の概要と具体的な対策などをじっくり解説。日本で数少ない成長産業として、就職・転職いずれも人気が高いこの業界について、徹底研究しました。
本文中では、就職・転職に関連した網羅的な情報に加え、業界を牽引する企業へのインタビュー取材を通して、業界・各企業の魅力や考え方、社会的意義などを深掘りします。また、多くの「就職・転職経験者の声や実例」から、つまずきやすいポイントをピックアップ。
ビジネスとテクノロジーの双方を深く理解し、企業と伴走する業界の現在と未来に迫ります。
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