
CHRO
ヨス・シュットさん
ランスタッドでは、「E(equity)」を先頭に置いた「EDI&B」を推進しています。個々の状況に寄り添う「公平性」がなぜ最も重要なのか。自身の経験も交えながら、CHROのシュット氏に根底にある想いについて語っていただきました。
実体験から痛感した多様性の意義
日本は現在「人材不足」という課題に直面しています。今後、労働力人口の減少がさらに進む中で、労働市場において多様な人材に積極的にアプローチしていかなければ、将来的により大きな問題に発展していくでしょう。また、日本国内にとどまらず、外国人人材を日本に惹きつけるためにも、多様性が尊重され、誰もが平等にチャンスを手にできる環境が不可欠です。
こうした考えの背景には、私自身の経験もあります。私には長年連れ添っている同性パートナーがいます。新型コロナ禍の時期に転勤で日本に来ることになり、2人で入国しようとしました。その際、同性であることを理由に、パートナーには観光ビザしか発行されないことを知りました。パンデミック下では、観光ビザでの入国は難しく、本来専念すべき仕事に大きな影響が出てしまいました。
法律や制度を変えるのは、簡単ではありません。しかし、日本社会の中で、企業としてランスタッドができることはまだまだ多くあると思っています。インクルーシブな環境を築くことで、多様な人材を惹きつけるだけではなく、その人たちに力を与え、会社への定着にもつながります。そして、それが結果として社会全体を変えていく力にもなるのではないかと考えています。
個々に最適化する「公平性」へ
ランスタッドでは、DE&Iではなく、Equity(公平性)を最優先にした「EDI&B」を掲げています。Equityとは、全員に同じものを与える「Equality(平等)」とは異なり、「個々の状況に合わせて最適化されたサポートを提供する」こと。この公平性を何よりも大切にしているからこそ、他にはないユニークな価値を提供できるのだと思っています。「Partner for talent(人材に寄り添う真のパートナー)」として、社員だけではなく、クライアントなど私たちが関わるすべての方がポテンシャルを最大限発揮できるインクルーシブな社会を目指しています。
ランスタッドってこんな会社!
働き方先進国、オランダに本社を置くランスタッドは、世界39の国と地域に展開する世界最大級の総合人材サービス会社です。国内に92拠点を構え、「世界で最も公平で専門性を備えた人材サービス会社」というビジョンのもと、誰もが仕事を通じて真の可能性を発揮できる社会を目指しています。最大の特徴は、Equity(公平性)を最優先する「EDI&B」の推進です 。全員に同じものを与える平等ではなく、個々の状況に寄り添い最適化されたサポートを提供することで、人材の潜在能力を最大化させています。
社内では成長やウェルビーイングなど5つの柱からなる独自の「EVP(従業員価値提案)」を定義。従業員主導の活動(ERG)や障がい者の定着支援など、多様な人材が自律的に挑戦できる環境を整備しています。自社の知見を活かし「EDI&B戦略パートナー」として他社のダイバーシティ経営も支援し、インクルーシブな未来を牽引する企業です。
『こんな会社で働きたい こんな会社で働きたい DEI編2』
クロスメディアHR総合研究所著/クロスメディア・パブリッシング刊
「違い」を活かす場所が、ここにある。
「正解の型」に自分を当てはめようとして、息苦しさを感じていませんか?
自分を偽らず、ありのままの「個」で社会と心地よく響きあう未来へ。
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