
写真左:電動化事業 推進室 主任 隅田さん
写真右:電動化事業 推進室 主査 矢野さん
ニッパツが手掛ける金属基板(IMS)は、世界的なEV(電気自動車)シフトを背景にニーズが高まっています。その最前線に挑む、技術者の矢野氏と開発を支える隅田氏に話を伺い、ニッパツの技術力の源を探ります。

製品目線と顧客目線
矢野 私が2012年に入社した当時は、長野県の駒ヶ根工場で金属基板の設計と生産技術を担当していました。金属基板は基板業界でもニッチな存在でしたが、いまではクルマのEVシフトで需要が拡大。大きな需要に応えようと、私は電動化事業推進室で次世代の基板開発に挑んでいます。
隅田 私は中途で入社して以来、営業として金属基板のマーケットを見てきました。昨年、現在の部署に異動してからはマーケティングや購買などの仕事をしています。 矢野さんとの関係は10年ほど前、設計と営業として一緒に仕事をした時から始まっています。現在の矢野さんは若手チームのリーダーとして、設備の設計をバリバリしており、とても頼もしい存在です。
矢野 新事業を推進するうえでは技術と市場の情報とのバランスが重要です。隅田さんは、私が技術一辺倒になりがちなところで、各工程に対して「お客さま目線の付加価値はあるか」を厳しく見てくれます。事務方でありながら開発の視点も持って仕事ができる人なので、エンジニアの多いニッパツで欠かせない存在です。
隅田 こちらから見ても、開発の議論はライブ感があって面白いです。矢野さんから「こんなことがしたい」と相談された時、私がコスト面を見て「これはできる」「それはやめよう」と意見していきます。開発メンバーと近い距離で意思決定できるスピード感は、この仕事の魅力だと思います。
「まずは、やってみる」が許される
矢野 「出る杭を伸ばす」の言葉の通り、挑戦する意識を肯定するDNAがあります。象徴的なのが、電動化事業推進室が毎月行っている社長・会長への報告会です。若手の頃から、トップに対して自分の考えをダイレクトに提案することができます。
隅田 頭から否定されることは、まずありません。逆に「もっとこうしてはどうだろう」と、前向きなアドバイスをもらえます。
矢野 金属基板の量産化のために、金額の大きな設備投資を提案した時には、「むしろもっと早く」とおしりを叩かれました。案を3つ持っていくと、「ひとつ失敗してから次をやるのでは遅い。3つを同時に」と言われたりもします。
隅田 スピードと成果を重視し、思い切った投資をさせてくれる。だからこそ私たちも「責任を持ってやりきりたい」と、心躍るような、良い意味でのドキドキ感をもって仕事ができています。
失敗を「仕組み」に変える
矢野 挑戦が多ければ、当然、失敗も多くあります。私は入社3年目の頃、大事な試作でミスをしたことがありました。でも上司は、私を責めることはなく、即座に「同じことが起きないように管理体制をシステム化しよう」と、仕組みをつくる方向へ動いてくれました。周囲に支えられながら挽回した経験が、いまの自信になっています。
隅田 組織の壁を感じることがありません。ほかの製品を担当している人が趣味の延長のように「へえ、それおもしろそうだね」と協力してくれることや、逆にこちらがアドバイスに行くこともあります。
矢野 知り合った縁が、また別のプロジェクトで活きていますよね。仕事をする中で、人とのつながりが自然に生まれる。こうしたシーンで、ニッパツの大切にする「共創」が体現されていると思います。
隅田 社外へ大きな影響を及ぼせることにも、仕事のおもしろさを感じます。私たちがいま取り組んでいる金属基板は、EVを構成する重要なパーツです。自分たちが考え抜いたアイデアが、世界中の電気自動車に搭載される瞬間、あるいは搭載された未来を想像する時、とてもワクワクします。
矢野 技術者としても、考えたものが設備や製品として形になる瞬間が、一番幸せです。挑戦を後押ししてくれるこの環境のもと技術を磨きあげ、世界を動かす製品を生み出していきたいと考えています。
将来の事業の種をまく
研本わくわくチーム
研究開発本部の若手選抜メンバーが、「ワクワクできること」への挑戦を原動力に活動しています。現在は社会課題解決や環境貢献への想いから一次産業の課題に取り組み、漁業では「海かかし」、農業では「畑のお掃除ロボ」を開発中です。年次に関係なく、若手の自由な発想と熱意が、ニッパツのモノづくりを動かしています!

ニッパツってこんな会社!
1939年、自動車サスペンション用ばねの製造からスタートしたニッパツ。現在は世界 52社・約2万人のグループとなり、自動車のほか、鉄道、船舶、データセンター、 半導体、プラントなど、幅広い領域で世の中に「なくてはならないキーパーツ」を提供しています。
こうした事業の広がりを支えているのが、多様な人材の力です。研究開発、生産技術、 品質保証など、それぞれの専門性を持つ人材が部門や立場を超えて協働し、新たな価値を生み出しています。ニッパツでは、「出る杭を伸ばす」という言葉のもと、一人ひとりの挑戦を後押しする文化を大切にしています。多様な個性や価値観を尊重しながら、従業員一人ひとりが世界を前に進める存在となること。それが、ニッパツの考えるDE&Iです。
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