
プロフィール
安井 正樹
大手コンサルティングファームを経て、2014年プライスウォーターハウスクーパース株式会社入社。DXの専門家として、製造業を中心に幅広い業種に対しサービス提供。デジタルを活用したオペレーションの効率化、ITのモダナイゼーションを得意とする。新規事業開発を多く手掛け、AI/IoTデジタル化構想、スマートシティ構想、宇宙ビジネスなどの戦略立案から実行支援までを一貫して支援。官、民、ソーシャルセクターをつなげた社会課題の解決にも従事。
ビジネスモデルを「改善」するのではなく「再発明」する。
その価値を体現するPwCコンサルティングには、独自のカルチャーと、「本当にクライアントのためになること」を徹底的に追求する組織構造がある。
※『徹底解剖! 総合コンサルティングファーム就職・転職ガイド』(クロスメディアHR総合研究所著)から一部を抜粋し、掲載。
価値提供を支える、2本の軸
PwCコンサルティングでは、「サービスセントリック」と「クライアントセントリック」という2本の軸を掛け合わせることで、持続的な価値提供を実現しています。
サービスセントリックとは、提供するサービスそのものの競争力を磨き続ける考え方です。この役割を担うのが、サービス&プラットフォームチーム。AI、戦略、サイバーセキュリティなど、各領域でPwCグローバルネットワークと密接に連携しながら世界水準の専門性を高めています。
ただし、スキルや技術が尖っているだけでは十分ではありません。機能的な差別化だけでは、長期的にクライアントの価値創出にはつながらないと考えています。
そこで重要になるのが、クライアントセントリックです。クライアント&インダストリーチームは、「何を売るか」ではなく、「クライアントが本当に困っていることは何か」を起点に思考します。表面的な課題ではなく、本質的な経営アジェンダを見極めることに重きを置いています。
また、こうした価値提供を支えているのが、組織横断のコラボレーションです。各チームが個別最適に走ると、顧客や成果を奪い合う構造になりかねません。そこで私たちは、公平性を担保するルールと評価の仕組みを整え、互いをリスペクトしながら連携できる組織設計を行っています。
ビジネスモデルを「再発明」する
価値の源泉は、時代とともに常に変化しています。たとえば自動車業界では、今後EVが主流になることが予想されます。EVは電子部品の比率が高く、コバルトやニッケルといった希少資源への依存度が高い。しかし、日本では特にそれらの調達が容易ではありません。そうなると、「車をつくる技術」ではなく、「資源を確保できること」自体が競争力になる可能性が出てきます。
これまで自動車メーカーの差別化は「よい車をつくること」にありましたが、価値の所在は別の領域へとスライドし始めています。こうした現象は、あらゆる業界で起きています。
企業が生き残るためには、既存事業の延長線上で考えるだけでは不十分です。世の中の価値の流れを捉え直し、どの領域で、どのように新しいビジネスを仕掛け、勝っていくのかを見極める必要があります。
私たちはこの考え方を、「Business Model Reinvention(ビジネスモデルの再発明)」と呼んでいます。事業を改善するのではなく、ビジネスの前提そのものを問い直すアプローチです。
この領域でPwCコンサルティングが貢献できる理由は、大きく3つあります。
1つ目は、国内外で蓄積してきた豊富なプロジェクト実績です。
2つ目は、多様な専門性を結集できる「総合力」。テクノロジーを前提とした複雑な課題に対して、法人や領域の枠を越えてチームを組成できる環境があります。
3つ目は、戦略策定にとどまらず、実行・成果創出まで伴走し続けるコラボレーションカルチャーです。

やさしさが生む、強さがある
コンサルティングには、「同質」と「異質」という一見相反する要素の両立が不可欠です。クライアントに信頼され、長く伴走するためには、相手の立場や価値観に寄り添い、懐に入る「同質性」が求められます。一方で、クライアントの考えに同調するだけでは、変革は生まれません。時には、「それは違います」と率直に伝える「異質性」も必要です。
このバランスは、社内においても同様です。不要な摩擦は避けつつも、おかしいと思ったことには声を上げる。私たちはこのカルチャーを、「やさしさが生む、強さがある。」と表現しています。
PwCコンサルティングを一言で表すなら、「コラボレーション」。社内アンケートやクライアント満足度調査でも、最も多く挙がる言葉です。困ったときは助け合い、必要なときには見返りを求めず支援する。その姿勢が組織に根づいています。


社員の成長を組織として支える
企業の最大の資産は「人」です。現場での経験やOJTは不可欠ですが、それだけでは不十分です。私たちは、社員のアップスキリングを企業の責務だと考えています。
その考えのもと、業務時間のうち「80%を仕事、20%を学習」という目安をKPIに置いています。新人・中途社員向け研修に加え、語学、グローバル研修など、多様な学習機会を用意しています。
キャリアの選択肢も幅広い。入社時点で専門分野が定まっていなくても、複数の領域を経験しながら自分に合った軸を見つけることができます。専門性を深める道もあれば、幅広い経験を積む道もある。正解はひとつではありません。
「どのような課題を、人生をかけて解いていきたいのか」
その問いに向き合い続けられる環境を、私たちは用意しています。
コンサルタントの無限の可能性
コンサルタントの役割は、いまや社会インフラのそれに近づきつつあります。人材不足、ノウハウ不足、時間不足。こうした課題を背景に、企業がコンサルティング機能を恒常的に必要とする場面は増え続けています。
AIや地政学リスクなど、企業単独では追い切れないテーマが増える中で、知見と人材を社会に供給することも、私たちの重要な使命です。
優秀な人材が、将来NPOを立ち上げたり、クライアントに転じたりすることも歓迎しています。人材を社会に循環させること自体が、コンサルティングファームの価値だと考えています。
コンサルタントは無限の可能性を持っています。責任は大きい仕事ですが、その分、得られる成長とやりがいも大きい。与えられた機会に真摯に向き合い、成果を出し続ける。その積み重ねが、プロフェッショナルとしての価値を磨いていくのです。
「徹底解剖! 総合コンサルティングファーム就職・転職ガイド」
クロスメディアHR総合研究所/クロスメディア・パブリッシング刊
ありそうでなかった「総合コンサル志望者」のための一冊
本書は、読者の方々が自分に合った企業を見つけ、適切なキャリア戦略を立てるために、実践的な情報を提供します。
たとえば、就職・転職者が知りたい、業界の全体像、今後の展望、キャリアパス、注目企業、働き方、選考の概要と具体的な対策などをじっくり解説。日本で数少ない成長産業として、就職・転職いずれも人気が高いこの業界について、徹底研究しました。
本文中では、就職・転職に関連した網羅的な情報に加え、業界を牽引する企業へのインタビュー取材を通して、業界・各企業の魅力や考え方、社会的意義などを深掘りします。また、多くの「就職・転職経験者の声や実例」から、つまずきやすいポイントをピックアップ。
ビジネスとテクノロジーの双方を深く理解し、企業と伴走する業界の現在と未来に迫ります。
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