マニュライフ生命 6つの価値観が判断基準になる会社。「この会社に相談してよかった」と「この会社に入ってよかった」を両立するマニュライフ生命

生命保険や金融の仕事において「何が正しい判断か」は常に問われ続けます。ただ、企業の行動規範やバリューが掲げられていても、それが社員一人ひとりの判断や行動にまで根付いている企業は、決して多くありません。

そうした中、マニュライフ生命では、6つの価値観が「掲げられている理念」ではなく、日々の意思決定の判断基準として根付いています。「お客様にこだわる」「正しい行動を取る」「大きく考える」「共にやり遂げる」「責任感を持つ」「人として思いやりを示す」。これらは、自分の行動が「お客様にとって、会社にとって、自分自身にとって、“正しい”か」と、社員が自分に問う指針になっています。

この価値観が根付いているからこそ、お客様にとって最善の提案にこだわることができる。社員が働きやすい環境づくりを追求することができる。一人ひとりのマインドに深く刻まれている価値観が、マニュライフ生命を形づくっています。

【インタビュー】

常務執行役員 チーフ・ピープル・オフィサー(CPO)
クローデット・バイヤースさん

人事部長
菅原 克俊さん

人事部 タレントアクイジション・ディレクター
桑原 周平さん

人事部 ピープルパートナー
井上 紗里さん

「知る」ことがお金の不安をなくす

バイヤース 日本は超高齢化社会に突入する中で、お金に不安を抱えている方が多くいます。当社が実施した「アジア・ケア・サーベイ2025(アジア健康長寿調査)」では、77%の人々が「老後資金に不安がある」と回答しました。これは、調査対象となったアジア9カ国の中でも最も高い水準です。

社会保障制度が揺らぐ中で、「自分の身は自分で守らなければならない」という意識が高まっている表れでもありますね。

菅原 以前は金融商品と言えば銀行預金が基本で、長期的に預金を続けていれば老後資金は自然と貯まっていくと考えられていました。しかし現在は銀行の利率が低く、インフレや円安の傾向もあります。相対的に預金の価値が日々下がっていく中で、貯金だけで老後に備えるのは難しくなっています。

お客様からも「どうやって資産形成をしたらいいか」とよく聞かれます。それぞれの人生のステージで「今何をすべきか」がわからず、迷っている方は多いと感じます。海外では、個人でファイナンシャルプランナーを持つ人が多いですが、日本ではあまり普及していません。若い世代の金融リテラシーも、海外に比べると低い傾向があります。

井上 今はSNSを通じて、どこでも情報を得られ、共有できる時代です。ただ、それが情報過多の環境を生んでいる面もあるかもしれません。若い世代は、わからないことをすぐAIに相談しますが、それが本当に正しい情報かどうかを判断できる人は、多くないと思います。

桑原 日本には、お金のことを他人にオープンにしない文化もありますよね。家族であっても、誰がどのような資産をどのくらい持っているのか知らない、ということも珍しくありません。

しかし、お金について考えることは、人生を考えることでもあります。どのような資産を持ち、どのように運用し、それらを使ってどう生きていくのか。自分の人生に金融的な“オーナーシップ”を持つことが大切です。そうした意識を社会全体で高めていくためには、私たちのような金融市場にいるプレイヤーがイニシアティブを取り、発信していくことが大切だと思います。

バイヤース 日本は世界でも有数の長寿社会ですが「長く生きること」と「安心して暮らせること」は、必ずしもイコールではありません。すでに何らかの投資をしていたり、保険を持っていたりすれば、お金の知識が身につくかもしれませんが、そうでなければ学ぶ機会はなかなかありません。知りたいと思っても、どこに行けばいいのか分からない。そうした方々に知る機会を提供することも、私たちの仕事ですね。

お金に関するセミナーを開催すると、始まる前は不安そうだった方が、ほっとしたような表情で帰られることがよくあります。知ることが安心につながっているのだと思います。

菅原 当社は高校生向けの金融教育イベント「エコノミクス甲子園」に協賛するなど、若い世代の金融リテラシー教育の推進にも取り組んでいます。

井上 企業として重要なのは、お客様に正しい知識や情報をお届けすることだと思います。こうした活動が「アドバイザーに相談してみよう」と、プロの意見を聞くきっかけになれば嬉しいですね。

「本当に必要なもの」をわかりやすく

バイヤース 保険に限らず、これまでの金融商品には「会社側が売りたいものを売る」という側面がありました。しかし今は、お客様の悩みもさまざまで、金融商品も数多くあります。私たちに求められているのは、「お客様にとって本当に必要なものは何か」を考え、それを提供することです。

当社のパーパス「Decisions made easier. Lives made better. (あなたの未来に、わかりやすさを。)」には、そうした想いが込められています。お客様が意思決定をしやすくし、暮らしをよりよくしたい。私たちが提供する商品やサービスはもちろん、そうした情報へのアクセスにおいても、わかりやすく、使いやすい体験を追求しています。

菅原 当社の特徴は、万一のときの保障と、将来に向けた資産形成という二つの役割を、1つの商品で提案できる点にあります。また、外貨建ての保険商品もあるため、資産の一部を外貨で保有し、為替リスクを分散するといった提案ができるのも強みですね。

桑原 マニュライフは競争の激しい生命保険業界の中で積極的に新商品を開発しています。意欲的に市場に打って出るところには、会社として成長しようとする姿勢を感じます。

バイヤース こうした商品開発や提案の考え方は、マニュライフの「6つの価値観」が体現されていると言えます。6つの価値観は、「お客様にこだわる」「正しい行動を取る」「大きく考える」「共にやり遂げる」「責任感を持つ」「人として思いやりを示す」です。こうした企業の“バリュー“は形骸化してしまうことが少なくありませんが、マニュライフはとても真剣に向き合っていますね。

桑原 入社して気づいたのは、会社と社員が同じベクトルを向いているということです。一人ひとりがこの価値観を強く意識して仕事をしていると感じます。

井上 6つの価値観は、とてもベーシックなものですよね。でも、それが社員一人ひとりのマインドにしっかり取り込まれています。その意識に基づく行動の積み重ねが、マニュライフのカルチャーをつくっているのだと思います。

菅原 「正しい行動を取る」という価値観は、ときに「これは本当にお客様にとって、会社にとって、あるいは自分にとって、“正しい”か」と立ち止まって考えるきっかけを与えてくれます。

当社の社員の評価は「What」と「How」に分かれていて、Whatはその年に達成した成果のことです。一方Howでは、Whatを達成するために、6つの価値観に基づいて「どういう行動をとったのか」を評価します。単純に成果を上げればいいというわけではなく、この価値観に基づいて行動することが求められていますね。

信頼関係があるからチャレンジできる

井上 マニュライフには、自ら提案し、失敗を恐れずに挑戦できる環境があります。周りのサポートを受けながら、自由にチャレンジさせてもらえる。それが成果につながったときは、大きなやりがいを感じます。

菅原  私が率いるピープルパートナーチームは“マグロチーム”。マグロは止まってしまうと死んでしまうと言われていますよね。私のチームも新しい取り組みに向けて動き続けています。私も、チームメンバーと日々挑戦できることに喜びを感じます。

私はアメリカ資本の会社から転職してきました。正直なところ、以前の職場は殺伐とした雰囲気があって、カナダの会社もあまり変わらないだろうと思っていたです。ところが、入社してみると想像とは違いました。マニュライフでは人の上げ足を取ったり、はしごを外したりするようなことがありません。互いにきちんと話を聞きますし、実行するかは別として、提案も取り上げてもらえる。とても「人」を大切にする会社だと思います。

バイヤース マニュライフにはお互いに認め合うカルチャーが根付いていますよね。仕組みとしても、表彰制度や賞賛制度があります。「Podium(ポディウム)」という制度では、マニュライフの6つの価値観に基づき、同僚に日々感謝や賞賛の意を込めてポイントを贈ることができます。受け取った人は、そのポイントを貯めて商品に交換できる仕組みです。

井上 「価値観に基づいたカルチャー」は、マニュライフの働く意味や成長機会を定義したEmployee Value Proposition(EVP/従業員価値提案)の3つの柱の一つですね。2025年にグローバル全体のEVPが発表され、それを日本にローカライズしました。残りの2つは、「責任あるイノベーション」と「グローバル企業であること」です。

AIは近年世界的にも大きなトレンドになっていますが、当社は以前から積極的にAIに投資しています。例えば、マニュライフ独自の社内生成AIアシスタント「ChatMFC」を開発し、グローバルで社員全員に提供しています。また、責任のある姿勢を貫くことで、信頼性の高いAI活用を心掛けています。

桑原 もう一つの特徴は、グローバルな企業であることですね。私が以前いた会社では、日本のメンバーが他国のオフィスへ異動するのはなかなか難しいものでした。その点、マニュライフではジョブポスティング制度があり、海外でオープンになっているポジションに直接応募することができます。実際に、日本法人で採用された後、海外で活躍している社員もいますね。

カルチャーに共鳴する人を集める

井上 企業選びの基準は人それぞれですが、私は日々一緒に仕事をする「人」がとても大事だと思っています。考え方や大切にしていることが合わないと、どれだけ自分の業務が好きでも、高いお給料をもらえても、やりがいを感じられないと思うのです。

だからこそ、採用ではカルチャーフィットがとても重要だと思います。フィットしそうな方にこちらから声をかけることもありますし、カルチャーに共感してくださる方からアプローチをいただければ、それももちろん大歓迎です。

桑原 私がマニュライフに入社を決めた理由の一つも、会社のカルチャーが、自分が人生で大切にしている考え方に強く共鳴したからでした。

マニュライフの価値観に共感する人に入社してもらうためには、私たちがどのような会社なのかを、マーケットに対して発信し、認知を広げていく必要があります。社内のさまざまなチームと協力しながら取り組んでいきたいですね。

そうした仲間を増やしていくと同時に、社員が安心して働き続けられる環境を整えることも大切です。最近では「ライフサポート休暇」という制度を導入しました。自分自身のことだけでなく、家族の事情でも休みを取ることができる、柔軟性の高い休暇制度です。ボランティア活動に関心のある社員も多いので、「ボランティア休暇」も設けました。

また、この4月から全社員を対象に、「団体長期所得補償制度」を新たに導入します。突然のけがや病気で働けなくなった場合、大きな不安を感じると思います。家族がいればなおさらでしょう。そうした時に、一定の割合で所得が補償される制度です。この制度では、やむを得ず退職することになった場合でも、当社の定年である65歳まで所得補償が継続します。

終わらない「働きやすさ」への挑戦

バイヤース 当社の福利厚生の多くは、社員の声から生まれています。古くなった制度が残っていることは、会社にとっても社員にとっても望ましいことではありません。定期的に見直しをして、時代に合った制度を提供していくことが大切です。

井上 マニュライフでは、毎年9月に全社員を対象としたエンゲージメントサーベイを実施しています。社員の声を集めて、会社として何が求められているのかを分析し、その結果をもとにアクションプランを立てていきます。

ライフサポート休暇や定年延長も、このサーベイで寄せられたコメントをきっかけに生まれました。当社は営業職員を含めて全国に2600名の社員がいます。自分たちの声が会社に届き、実際に制度として形になるのは、社員にとって嬉しいことですし、モチベーションの向上にもつながると思います。

サーベイを提供しているギャラップ社の調査では、当社は5年連続で日本の全国のベンチマーク企業のトップ15%に入っています。全体のスコアが年々上がっているにも関わらず、その水準を維持できているのは誇れることだと思います。

バイヤース 当社は「トップ・エンプロイヤー・ジャパン」にも3年連続で認定されています。社員が自分らしく働き、安心して成長に挑戦できる環境づくりを続けてきた結果だと思います。

でも、これはまだ“通過点”。初めて認定を受けた3年前から、運営機関にさまざまなフィードバックをいただいてきました。どこに改善の余地があるのか、どこをさらに強化すべきかといった具体的なアドバイスをもらい、制度をブラッシュアップして、今があります。これからも改善を続けていくことが大切ですね。

菅原 今後は、社員のトレーニング環境をさらに充実させていきたいです。一人ひとりのスキルやキャリア形成に合わせたトレーニングを、常に提供できるような仕組みが理想的です。

現在、当社で利用している人事システムに、キャリアプロファイルを登録しておいて、AIが一人ひとりに取り組むべきトレーニングを提案してくれたり、グローバルのポジションを紹介してくれたりするシステムを構築しているところです。さらに、海外を含めて「このメンターと話してみてはどうか」と提案をしてくれる機能も考えています。

井上 マニュライフ生命が大切にしているのは、6つの価値観に共感し、自分自身の判断で行動できる人と、長く一緒に働くことです。こうした取り組みを通じて、一人でも多くの社員に「この会社に入ってよかった」「もっと会社に貢献できるように頑張ろう」と思ってもらえたら嬉しいですね。

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